菅田将暉が岸善幸監督と7年ぶりタッグ! クドカン脚本で「サンセット・サンライズ」を映画化 25年1月公開
2024年8月26日 04:00
菅田将暉が主演し、宮藤官九郎が脚本、岸善幸監督が監督を務める「サンセット・サンライズ」が2025年1月に公開されることが決定した。菅田と岸監督は、「あゝ、荒野」以来7年ぶりのタッグとなる。
本作は、楡周平氏の「サンセット・サンライズ」(講談社 ※文庫版は10月16日刊行予定)を映画化するもの。ヒットメーカーの宮藤と「正欲」で第36回東京国際映画祭最優秀監督賞と観客賞を受賞した岸監督が手を組み、都会から移住したサラリーマンと宮城県・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描く。さらに、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながら、エンタテインメントへと転化させる。
新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に、東京の大企業に勤める釣り好きの晋作(菅田)は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れし、三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタートさせる。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の人たちは気が気でない。一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの人生が待っていた。
東京から三陸へ“お試し移住”する晋作は、自分に正直に生きるエネルギーで人の心を動かしつないでいくキャラクター。菅田は等身大の存在感を保ちつつ、軽やかな息吹を晋作に吹き込んだ。
菅田は「あゝ、荒野」を撮り終わった後、岸監督と「次は笑える作品が良いよね」と話していたことを明かす。本作で宮藤脚本作品に初出演する菅田は、「上がってきた脚本は悲しみの先に笑顔を作ろうとする人たちの物語でした。岸さんの生活力と宮藤さんのセンス、お二人の想いが温かい願いとなってこの作品は生まれたんだと思います」と作品への思いを語った。
岸監督は7年ぶりにタッグを組んだ菅田に対し、「晋作という人物の優しさや繊細さ、感情の振れ幅は見事で、現場ではただただ笑い転げていました。菅田さんの表現領域が広がっていくような瞬間があって、それを目の当たりにできたことが本当に嬉しかったです」とコメント。
そして同じ東北出身の宮藤について、「(宮藤に)初めてお会いしたとき、原作の東北人キャラについて笑い合うことができ、この作品を宮藤さんの脚本でつくってみたいと思いました。自分にとっては初めてのコメディ作品ですが、宮藤さんならではの笑いを大切に演出することを心がけました」と振り返った。
本作の舞台は宮城県気仙沼市だが、宮城県出身の宮藤は「そういえば自分の地元を正面から描いたことはまだなかった」と話す。「子供の頃は父親と南三陸で魚釣りをして遊んだりしてて、自分の好きな分野の話だし、舞台も方言も知っている土地と言葉だし、僕自身も地元に住んでテレワークで仕事できないかなと考えたことがあったので、他人事とは思えない物語でした」と心境を語った。
企画・プロデュースを担当した佐藤順子氏は、「コロナ後に2年振りに田舎に里帰りした時に、たった2年でガラッと変わってしまった町を見て、地方はどうなってしまうのか?と不安な気持ちになりました」と製作のきっかけを明かし、「空き家問題や地方と都会の交流で生まれる物語をこのチームで作ることにこだわりました。少しでも観客の皆さまに明るく新鮮な気持ちになってもらいたいと。本作の中に詰まった作りての想いを皆さんに届けられたら嬉しいです」とコメントを寄せた。
菅田と岸監督、宮藤のコメント全文は以下の通り。
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