綾瀬はるか×大沢一菜のロードムービー「ルート29」新キャストに市川実日子、高良健吾、河井青葉ら
2024年7月30日 07:00
本作は、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの清掃員・トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出るという内容。道中で奇妙な人たちと出会うことや、少しずつ深まるハルとの絆によって、空っぽだった彼女の心に喜びや悲しみの感情が満ちていくことを描いたロードムービー。主人公のトンボを綾瀬、「こちらあみ子」で鮮烈なデビューを飾った大沢一菜がハルを演じる。
「娘のハルを連れてきてほしい」とトンボに依頼する入院患者・理映子に市川実日子、犬を連れた赤い服の女に伊佐山ひろ子、森で出会う少年の父親に高良健吾、ハルと心を通わせる森の少年に原田琥之佑、トンボの姉で小学校教師の亜矢子に河井青葉、時計屋のおばあさんに渡辺美佐子ら実力派キャストたちが集結。そのほかにも逆さまにひっくり返った車に乗っていた“じいじ”に大西力、牧場の大きな男に松浦伸也。11月8日から、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
■市川実日子(ハルの母・理映子役)
好きだった脚本。
撮影初日、真夏の鳥取。
何かが掴めるまで、何度も撮影を繰り返していました。
途中、みんなが体育座りをして、何かを待つ瞬間もありました。
ジリジリと焼けるような太陽、⾝体を伝う汗、メイクさんが用意してくださった保冷剤。
誰も焦らず、1日じっくりと探っていく。
こんな現場があるんだな。日が優しくなった帰り道、何か大きなものに包まれているような気持ちになりました。
観てみたかった、こんな綾瀬さん。やっぱりかっこよかった、大沢⼀菜さん。
『ルート29』楽しみにしていただけたら、うれしいです。
ロケ地には川が流れていて、待ち時間に川の横でみんなで小石を積み上げたり、積み上げた数を競ったりしました。
時間が経つと積み上げ⽅にそれぞれの個性が出てきたりして、積み上げられた小石があちこちにできました。
その光景を眺めていると、ふと作品の雰囲気を掴めた気がしました。
この世に決して定まらず、ふわふわ漂うような雰囲気というか。
今でもその光景は鮮明に思い出す事ができるので、とても印象的だったのだと思います。
『ルート29』は不思議な話だけれどどこか懐かしさがあり、ぶっ飛び⽅になぜか親しみがある映画だと思います。
この作品を感じて頂けると嬉しいです。是非劇場にお越し下さい。
撮影は暑い真夏の鳥取で夏休みの楽しい思い出のような記憶です。 演じているのは自分なのに自分じゃないような、ファンタジ
ックな世界でものすごく現実を生きているような…不思議な感覚で忘れがたい経験になりました。 この不思議でユニークな物語
がお客さまにどのように届くのか楽しみです。
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