ソン・ジュンギが背後から抱き寄せて……“キス待ち”ホン・サビンも 「このろくでもない世界で」メイキング画像
2024年7月11日 10:00

ソン・ジュンギが出演を熱望し、第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に公式出品された「このろくでもない世界で」のメイキング画像が、このほど公開された。
ある地方の暴力が蔓延る町で貧困にもあえぐ18歳の少年・ヨンギュ(ホン・サビン)と、彼の絶望漂う瞳にかつての自分を重ねた裏社会の男・チゴン(ソン・ジュンギ)。傷だらけのふたりが交錯した時、彼らの運命は思わぬ方向へ猛スピードで走り出す。18歳の若さにして、どこにも行き場がないこの世のデッドエンドにぶち当たってしまったヨンギュ。地元の犯罪組織のリーダー・チゴンを頼らざるを得なかったヨンギュは、彼のもとで犯罪に手を染めていく。
貧困と暴力にあふれた本作は、笑顔とは無縁のシーンが多い。ところが、今回解禁されたメイキング写真では、朗らかな表情あふれる瞬間が多数切り取られている。

本編では見ることのできないリラックスした表情で談笑したり、ソン・ジュンギがホン・サビンを背後から抱き寄せるような形でモニターをチェックする様子などが収められている。さらに、チゴンの手下で、チゴンに可愛がられるヨンギュに嫉妬するスンム役のチョン・ジェグァンがキスをしようとするのを、目をギュッとつむりながら待ち構えるホン・サビンというコミカルなショットも。

そしてキム・チャンフン監督を交え、3人でヨンギュのバイト先である中華料理店の前で和やかな雰囲気で語らっているショットからは、現場の空気の良さが伺える。そして、監督・共演者共に新人揃いということで、ひときわ責任感を感じていたのか、考え事をしているような表情で、遠くを見つめるソン・ジュンギのクールなモノクロ画像も解禁された。

撮影時の様子をソン・ジュンギは「熾烈ながらも平穏だった。監督と主演俳優はいずれも新人なので、バランスを取らなければという責任感が少なからずあったが、おかげで得るものがとても多かった。本当にいい映画を作りたいという気持ちにあふれ、映画らしい映画が作られているという確信が持てた」と満足度の高い撮影だったようだ。
映画初主演だったホン・サビンは、「ソン・ジュンギ先輩がたくさん奢ってくれました。アクションシーンが終わると抱きしめてくれて、この上なく嬉しかった」と映画さながらに兄貴としてのソン・ジュンギの振る舞いを教えてくれた。

キム・チャンフン監督も「心を開いて一緒に作っていくうちに、お互いに対するある確信と信頼が生まれた」と述べるなどスタッフ、キャスト一人一人のまっすぐな想い、姿勢が感じられる。
「このろくでもない世界で」は、7月26日よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開。
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