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【「あのコはだぁれ?」撮影現場レポート】“あのコ”って何者?清水崇監督「特定の一人を指しているわけじゃない」

2024年6月24日 17:00

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(C)2024「あのコはだぁれ?」製作委員会

Jホラーの巨匠・清水崇の最新作で、渋谷凪咲が主演を務める「あのコはだぁれ?」の撮影現場レポートが、このほど公開された。

本作は、ある夏休み、補習授業を受ける男女5人の教室でいないはずの“あのコ”が怪奇を巻き起こす学園ホラー。映画初主演にして本格演技初挑戦となる渋谷が、夏休みの補習クラスを担当する臨時教師・君島ほのかを演じ、補習授業を受ける生徒役で山時聡真荒木飛羽今森茉耶蒼井旬らフレッシュなキャストが勢揃いしている。

本作のクランクインは、3月15日。夏休みという設定のため、ロケ地となった千葉県の廃中学校の庭にはひまわりが植えられ、寒風が吹き荒れるなかでも、生徒役の俳優陣は夏の制服。時には顔や首筋に汗を表現する水を浴びてから撮影に臨んでいた。

画像2(C)2024「あのコはだぁれ?」製作委員会

撮影現場の雰囲気は、ホラー映画を撮っているとは思えないほどアットホームだ。主演の渋谷は、毎日のように、歳下の共演者やスタッフに笑顔で話しかけている。生徒役の俳優たちも年齢が近いこともあって“昔からの友だち”同士のように仲が良さそうだった。

日常生活と地続きのリアルな恐怖を描く本作。現場では、俳優陣に自然な芝居が求められ、それが少しでも段取りっぽくなると、清水監督から容赦なく“NG”の声が飛ぶのが常だった。また「ゲームセンターのシーンでは、小中学生でも知っていて、大人も夢中になっている日本ならではのものを恐怖表現のアイテムに取り入れました。小中学生は思いがけない発想をするから、その年ごろの子たちの琴線に触れてくれたらいいなと思ったんです」と清水監督は語る。

清水監督「それに、今回は特に大人がバカバカしいと言って切り捨てる、あり得ないことを敢えてやりたくて。この映画はあり得ないことを自由に超越して、“ああ、なるほど”って思わせてしまう力を孕んでしまいたいと発想しているんです。タイトルにもある“あのコ”は実は特定の一人を指しているわけじゃないんです。ほのか、校長、母親…各キャラクターにとっての“あのコ”が浮き彫りになってくるドラマ展開でも楽しんでいただけたら」

本作では“多彩なホラー表現”にも驚かされるはずだ。

清水監督「『ミンナのウタ』では途中からヴィランの存在が浮かんでくる展開でしたが、今回は冒頭からいきなり恐怖の元凶のヴィランを登場させて、ヤバいキャラをつかんでもらった上で、思いもよらぬ展開になっていくようにしました」
画像3(C)2024「あのコはだぁれ?」製作委員会

また、大庭闘志プロデューサーは次のように補足する。

大庭氏「清水監督は霊を実体としてどんどん出していくし、『実体をはっきり見せてはいけないというルールに縛られていたら面白くない』とおっしゃっている独特な感度とセンスの持ち主。編集するまで何が狙いなのか分からないシーンもありますが、監督の頭の中では最終的な画がはっきりできあがっていて、概念や理論を超越したホラー表現に毎度驚かされるんです」

本作は「同じことをやっていても僕自身面白くない」と訴える清水監督の趣味や遊び心、やりたいことがすべてぶち込まれているように思えるだろう。ゲームセンターのシーンでは、思いもよらぬ衝撃的な形で“あのコ”が登場。 かと思えば「ミンナのウタ」で観客の度肝を抜いた恐怖の表現をバージョンアップ。清水監督が最も得意とする“家のシーン”では、おぞましい描写の連続で観る者を震撼させる。そんな新発想と、過去作の恐怖表現の進化形を自由に組み合わせたうえで、本作は衝撃のラストシーンまで突き進んでいくのだ。

あのコはだぁれ?」は、7月19日に公開。

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