“ファッション界の革命児”の栄光と転落、そして贖罪と復帰 ドキュメンタリー「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」9月20日公開
2024年6月17日 14:00

世界的ファッションデザイナー、ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー映画「High&Low -John Galliano(原題)」が、「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」の邦題で9月20日公開される。あわせてメインビジュアル、予告編、場面写真が披露された。
1995年ジバンシィ、1996年クリスチャン・ディオールと、世界的ブランドのデザイナーに次々と抜擢され、ファッション界の至宝と称えられた“ファッション界の革命児”ジョン・ガリアーノ。しかし、キャリアの絶頂期だった2011年2月、反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が拡散、その後有罪となり、ブランドから解雇され、文字通り“すべて”を失くした。本作は、事件から13年たった今、ガリアーノ本人がカメラの前に座り、「洗いざらい話す」と語る、ドキュメンタリー映画だ。年32回のショーを抱え、超人的な仕事量をこなしながら、相次ぐ大切な人の死、さらにアルコール依存症が加速、「ゆっくりと死に向かっていた」と自ら暴露する、その闇とは――。
「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケビン・マクドナルド監督が、ジョン・ガリアーノの人間性にも鋭く踏み込む。大胆なスタイルで世界中を魅了していったガリアーノの栄光の道程を、デビューから各ブランド時代の超豪華なコレクションを収めた貴重なアーカイブ映像と共に振り返りながら、ガリアーノを診断した精神科医、今も心の傷が癒えないという事件の被害者にもカメラを向ける。さらには、現代の重大な問題の一つ、 “キャンセルカルチャー”も浮かび上がってくる。美しさと醜さ、賢明さと愚かさ、愛と憎しみ、幸福と絶望──全編に人間存在の謎と魅力がつまった、ヒューマン・ドキュメンタリーに仕上がっている、
予告編は、「ジョンが現れてファッションは突然、ロック化した」というイギリス版「VOGUE」誌編集長エドワード・エニンフルの印象的なセリフから始まる。そして、トップモデルであるケイト・モスやナオミ・キャンベル、俳優のペネロペ・クルスやシャーリーズ・セロン、「VOGUE」誌の伝説的な編集長アナ・ウィンターやアンドレ・レオン・タリーをはじめとした、著名なファッション評論家たちが数々のステージの裏側を語り、ガリアーノ本人が登場し、事件の真相が語られる場面が切り取られている。
メインビジュアルには、2014年、ガリアーノのメゾン・マルジェラへの電撃復帰後、初のショー「2015春夏オートクチュール・コレクション」にてお披露目された記念碑的ドレスの写真が採用されている。
「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」は9月20日から、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで公開。
(C)2023 KGB Films JG Ltd
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