新垣結衣、「違国日記」で共演の“めいっ子”早瀬憩を称賛「これ以上ない挨拶」
2024年5月9日 21:00
女優の新垣結衣と早瀬憩の主演映画「違国日記」の完成披露上映会が5月9日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。ふたりは共演の夏帆、小宮山莉渚、瀬田なつき監督とともに舞台挨拶に登壇。新垣は、「原作も大好きで、映画で主演することになり凄く思い入れがあると同時に緊張もあります。どういう反応があるか楽しみです」と期待した。
累計発行部数180万部を超える同名コミックが原作。人見知りの小説家・槙生が、両親を交通事故で亡くしためいの朝を引き取り、互いに生きづらさを感じながらも徐々に距離を縮めていく物語。新垣は、「原作で描かれている槙生ちゃんの魅力がどういうものかを体にしみ込ませ、落とし込んで表現したいと思いましたが、入る前からクランクアップまでずっと悩み、考えていた気がします」と振り返った。
その上で、「本番で『よーい、スタート』の『よーい』の瞬間に原作の槙生ちゃんの表情を浮かべるにしたら、スイッチを入れてくれる気がしてすっとセリフが言えた」と手応え。映画のキャッチコピー「分かり合えなくても寄り添えることを知った」になぞらえ、「違う人だから全てを分かり合えることはできないけれど、それぞれを尊重し日々を寄り添って温かく大事に過ごすことができると感じられる映画になりました」と自信ありげだ。
一方、オーディションで初の映画主演を射止めた早瀬は「お客さんと直接会って話すのは初めてなので凄く緊張しています。出る前まで結衣さんにずっとすがりついていました」と初々しい表情。「朝は素直で明るく、ちょっと犬っぽい人懐こさありながらもしっかりもしている。心に孤独も抱えているので演じる上で困難もあったけれど、監督が(撮影当時)同じ15歳のそのままの私でいてくれていいと言ってくださって、いい意味で肩の力が抜けて演じることができました」と笑顔で話した。
そして、「いろいろな人のたくさんの思いが詰まっていて、私にとっても大切な作品になりました。人それぞれに悩みを抱えていて、苦手な人や馬が合わない人がいると思いますが、寄り添うことだけで関係が変わる映画。何かを感じて少しでも心が軽くなって映画館を出ていただけたらうれしいです」とアピール。新垣は、「これ以上ないというくらい、しっかりした挨拶」と“めいっ子”を称賛していた。
「違国日記」は6月7日から全国で公開される。
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