タランティーノ監督、“引退作”の製作を急遽中止に
2024年4月19日 11:00

クエンティン・タランティーノ監督が準備中だった最新作「ザ・ムービー・クリティック(原題)」の製作を急遽中止にしたことが明らかになったと、米ハリウッド・レポーターが報じている。
1970年代を舞台にした同作は、ある映画評論家を主人公にしている。タランティーノ監督は長編映画10本で引退すると宣言しており、本作がその10作目にあたることから、引退作になるとみられていた。
すでに米カリフォルニア州から2000万ドルの税優遇措置を獲得していることから、クランクイン間近とみられていたが、過去数週間のうちに心変わりし、中止を決定したという。その理由は明かされていない。
「ザ・ムービー・クリティック(原題)」は、タランティーノ監督自身が影響を受けた辛辣な映画評論家にインスピレーションを受けたとされる作品としてスタートしたものの、前作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でブラッド・ピットが演じたクリフ・ブースが登場する設定が加わり、その内容が変化していったと関係者は証言する。
ピットは出演交渉をしていたが、本作の企画自体が消滅したようだ。
「ザ・ムービー・クリティック(原題)」の配給は決まっていないものの、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のソニーが有力とみられていた。
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