上川隆也、前作に続きドラマ「花咲舞が黙ってない」に出演 「僕の中で大きなウエートを占めている作品」
2024年3月15日 06:00

上川隆也が、今田美桜の主演で池井戸潤氏の原作をドラマ化する「花咲舞が黙ってない」新シリーズ(日本テレビ系・4月13日午後9時放送開始)に出演することがわかった。
本作は、銀行を舞台に、不正を絶対に見て見ぬふりできない主人公・花咲舞が、弱い立場の人たちのために立ち上がる姿を痛快に描いたエンターテインメント作品。2014年と15年に杏主演でドラマ化され、大ヒットした。
今作は、前回のドラマ放送後に出版された新作小説「花咲舞が黙ってない」(池井戸潤・著)を原作にした新たな物語を、新たなキャストで紡ぐ。今田が花咲舞役を務め、前作で上川が演じた舞のバディ・相馬健役を山本耕史が担う。2人の前に立ちはだかる強敵・昇仙峡玲子役は、菊地凛子が演じる。
上川が新たに演じるのは、舞の叔父で良き理解者の花咲健。舞が銀行に就職したのをきっかけに、兄の店を引き継ぐ形で脱サラして「酒肴処・花さき」の店主となった。上川は「とにかく姪である舞を目の中に入れても痛くないぐらいかわいがっています。『花さき』という店を切り盛りしながら、彼女の身の回りの世話もしています」と役どころを語る。
平成版に続いて令和版にも出演が決まった心境について問うと、上川は「決まった時、というのが明確にないんです」と返答。「今作のプロデューサーさんは、僕が相馬役で出演した平成版では助監督としてがんばってくれていた方。今回、『改めてドラマ花咲舞を作りたいんです』というお話をいの一番で僕に相談しにきてくれ彼と、一緒に食事をした夜、『どんな形でもいいので関われたらうれしいです』という話が何より盛り上がった話題でした。例えばナレーションとか(笑)。そこから話が進んでいく中で、舞の叔父さんという立ち位置に自然と落ち着きました」と裏側を明かす。
自ら出演を願い出たという上川だが、「僕の中でそれだけこの作品が大きなウエートを占めていることの間違いのない証しです。とにかくこの物語がまた帰って来るのは嬉しい事でしたし、どんな形でもまた関われるとしたら、そこには意義があると思えたんです」と作品への思いを語った。
前作では、大杉漣演じる花咲舞の父親・花咲幸三が営む居酒屋「花咲」が、舞たちの癒やしの場となっていた。上川は、「前作では、『花咲』の料理本まで出版されて、本筋であるストーリーに負けない位『花咲』のシーンをお客様(視聴者)も楽しんでご覧になって頂けた事を実感しました。そこに肉薄しようとまでは言いませんが、『花咲』というお店が持っていた雰囲気やぬくもりを大事にしつつ、お客様と一緒に団らんを楽しめるような、そんなお店になればと思います」と意気込む。
舞役の今田、相馬役の山本について、「アドバイスは何もありません(笑)。それぞれ魅力的なお2人ですので、お2人でなければ作れない花咲舞と相馬健がこれからスタートしていくことにこそ僕は期待したいと思っていますし、それを間近で見られることがうれしいです。(前作で)僕らがやったことは別に正解ではなくて、ある1つの形でしかない。むしろどんな臨店班が見られるのかが楽しみです。自由な飛躍を持って、この物語をどんどんふくらませていっていただきたいと願っています」とエールを送った。
ドラマ「花咲舞が黙ってない」新シリーズは、日本テレビにて4月13日より毎週土曜午後9時から放送。放送後に、TVerとHuluで配信される。新シリーズの放送を記念して、14年と15年に放送された「花咲舞が黙ってない」がTVerで期間限定配信中。
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