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360度の没入感、ワンコインで台湾VR映画体験!コマ撮りアニメ、ホウ・シャオシェンプロデュース作など 「Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」

2023年11月25日 11:00

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アジア最大のVRデバイスメーカーHTC社との連携プログラム
アジア最大のVRデバイスメーカーHTC社との連携プログラム

沖縄・那覇市をメインに開催中の新しい国際映画祭「Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」で、アジア最大のVRデバイスメーカーのHTC社と連携するVR体験上映が行われている(11月26日まで)。

同映画祭は、沖縄在住・台湾出身の映画監督、黄インイク(こう・いんいく)がエグゼクティブディレクターを務め、優れた映画の発掘と発信を通じ、各国の文化や民族、個々人の相互理解を深め、将来的に沖縄が環太平洋地域において新たな国際文化交流の場となることを目指すもの。環太平洋の各国・島々で製作された映画作品を対象にコンペティション形式による優秀作品の選考と上映を行うほか、製作者向けに国際共同制作を促進するプログラムやワークショップなども行い、沖縄を拠点に環太平洋地域の映画産業を盛り上げる長期的な施策を構想している。

台湾のVR映画作品は、2017年からベネチア国際映画祭に設けられたVRやARコンテンツを対象としたアワード、エクステンデッドリアリティ(XR)部門への出品作で、近年VR映画界で大きな存在感を見せている。HTC社の世界的な躍進とともに「助成金などの支援もあり数多くの映画作品が作られ、ツァイ・ミンリャンらも作品を発表しています。高雄映画祭では常設のVR部門があり、台湾でのVR映画への関心は高い」と同映画祭プログラマーのワンダー・オン氏は語る。

今回の「Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」では、第78回ベネチア国際映画祭出品作「病気のバラ」、金馬電影学院10周年を記念し、同校創設者であるホウ・シャオシェン監督とリャオ・チンソン監督がプロデューサーを務めた5作品「山奥へ」「泥棒一味」「O」「幕後」「バタフライ・ダンス」など、VR映像の特色を生かしたバラエティ豊かな8作品を紹介。いずれも日本初上映で、台湾の最新VR映画、デバイスや表現の進化を体感できる貴重な機会となる。

「病気のバラ」
「病気のバラ」

映画.com編集部が鑑賞したいくつかの作品を紹介する。「病気のバラ」(21)は、アニメーション監督のタン・ジージョン、ホアン・ユンシエンによる、病気の少女の物語。布、毛糸、紙など温かみのあるアナログ素材を用い、かわいらしいキャラクター、ノスタルジックな台湾の街並みが見もののコマ撮りアニメーション。絵本やARでのマルチ展開とともに、メイキング動画(https://youtu.be/BtSTHsJUVU4)が披露されているので、鑑賞前後にチェックするとより物語の世界観に浸れることだろう。

「山奥へ」
「山奥へ」

「山奥へ」(18)は、シンガポール出身のツォン・ウェイリャン監督による社会派ドラマ。今回の上映作の中で最も長い31分の作品で、タイから台湾に不法入国した女性を描き、車内に設置されたVRカメラによる編集なしの長回しに引き込まれる。「主人公の心情をVRの特性で表現している作品」とワンダー・オン氏は、ゲーム性やインタラクティブ性に注目されがちなVR作品の、映画での新たな可能性を語る。

「メイキング」
「メイキング」

「メイキング」(18)は、「マンダレーへの道」のミディ・ジー監督が、3DVR360度カメラを用い、鑑賞者が架空の映画「スパイラブ」の撮影現場に立ち会うという設定の映画内映画的な疑似ドキュメンタリー。俳優たちとレストランのテーブルを囲み、自分も映画俳優のひとりになったような感覚を味わえる。

「蘭嶼の沖で」
「蘭嶼の沖で」

「蘭嶼の沖で」(20)は、台湾先住民タオ族が暮らす蘭嶼島をフォーカスした作品。気候変動や観光による近代化が島にもたらした影響を知るとともに、まるで島に上陸したかのようなリアルな映像で、豊かな文化、自然、海の美しさを体感できる。

VR体験上映は、那覇文化芸術劇場なはーとで11月26日まで開催。体験料金は500円。「Cinema at Sea 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル」は、11月29日まで、那覇市ぶんかテンブス館テンブスホール等、那覇市内を中心とした会場で開催。チケット、プログラム詳細は公式サイト(https://www.cinema-at-sea.com/)で告知中。

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