オスカー俳優キー・ホイ・クァンが演じるMCU新キャラは「おじさまキュート」 ロキ役声優の平川大輔がベタ惚れ
2023年11月3日 13:00
マーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズ最新作「ロキ」シーズン2が、ディズニープラスで独占配信中。出演するオスカー俳優キー・ホイ・クァンの魅力を、主人公ロキ(トム・ヒドルストン)役の日本語吹き替え版声優を務める平川大輔が、「なんとも言えない『おじさまキュート』感がある」と語った。
シーズン1では、ロキが時間軸を管理する組織「TVA」(時間変異取締局)に捕まり、自由と引き換えに、時間軸を修復するミッションに無理やり挑まされた。ミステリアスな要素が加速するシーズン2では、ロキの身に「時間に引きずり込まれ、過去と現在を行き来する」というタイムスリップ現象が巻き起こる。第1話の配信開始から3日間で、「マンダロリアン」シーズン3に次ぐ世界視聴数を獲得するスタートダッシュを切り、早くも熱い支持を集めている。
そんな話題作には、第95回アカデミー賞で7冠に輝いた「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で、自身も助演男優賞を受賞したクァンが起用された。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品に初めて参加し、ロキの身に起こる奇妙なタイムスリップ現象の情報を握る重要なキャラクター、O.B.を演じている。
自身でもコントロールできない非常事態に見舞われたロキは、TVAのあらゆるコンピューターに精通しているO.B.に助けを求めることに。平川は「新しいキャラクターが登場するたびに、『このキャラクターとロキが出会ったら、どんな会話が繰り広げられ、どんな事件が起こり、どんな化学反応を見せてくれるんだろう?』といつも考えてしまいます。キー・ホイ・クァンさん演じるO.B.も、なんとも言えない『おじさまキュート』感があって、ドラマの世界に新しい風を吹き込んでくれました」と、親しみやすさ満載のチャーミングなキャラクターにベタ惚れしている様子だ。
平川の言葉通り、劇中では世界の破滅を防ぐために、エンジニアの技術を駆使し頼れる一面を見せるO.B.。その一方で、焦って助けを求めるロキに対して、気の抜けた返答をするなど、マイペースでおっとりした性格も兼ね備えいる。どことなく憎めないキャラクターは、平川が言う“おじさまキュート”という表現がぴったりだ。
O.B.という名前は「OuroBoros」(ウロボロス)の略で、自分の尾をくわえてグルグル回っている蛇のシンボルのことを指す。TVAの職員で、ロキの相棒でもあるメビウス(オーウェン・ウィルソン)と同じく、時間がループして回っていることを示唆する名前を持っており、引き続き、重要な役割を担うことが予想されている。
「僕自身は吹き替えを担当させていただいているだけではありますが、今後もロキとして、新しいキャラクターたちとどんどん絡んでいくことができたら、個人的にとてもうれしいですね」(平川)。O.B.がロキを翻ろうするコミカルな会話にも注目だ。
「ロキ」シーズン2は、ディズニープラスで独占配信中。