大沢たかお「沈黙の艦隊」初日に続編を示唆「どんどんやっていけるよう期待して」
2023年9月29日 19:48

Amazonスタジオの初の劇場用映画「沈黙の艦隊」が9月29日、全国381館で封切られた。主演の大沢たかおをはじめ玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村蒼、江口洋介と吉野耕平監督は東京・TOHOシネマズ日比谷で初日舞台挨拶を行った。
1988~96年に連載されたかわぐちかいじ氏の同名コミックが原作。秘密裡に建造された日本初の原子力潜水艦シーバットの艦長が、核弾頭の存在を盾に独立国家やまとを宣言し世界に選択を迫る海洋アクション。大沢は「楽しんでいただけたと信じている」と観客に呼びかけた。

だが、「この先、どうなるんだよと思われる気持ちも痛いほど感じています」と苦笑。原作は全32巻の長編で、映画では導入部分しか描かれていないとの指摘を察したもので、プロデューサーも兼ねているため「30年の時を経ての実写化で、これは壮大な船出であり、ここからが始まり。余すところなく描くため、この映画をどんどんやっていけるよう期待して待っていてほしい」と続編を示唆した。

すると、シーバットと対じする海自の潜水艦たつなみのソナーマン役のユースケが、「確実に2はあります。もっと言えば、5までやってもいい。なんなら僕のスピンオフを作ってくれてもいい」と勝手に宣言。吉野監督も、「それぞれの登場人物のその先を僕も見てみたいと思っている」と含みを持たせた。

大沢は撮影を振り返り、「マスコミや政治家ら地上の人たちが、光の中で芝居をしているのがうらやましかった。僕らはずっと(潜水艦内)の真っ暗な中だった。しかも、1カ月半(の撮影で)7歩くらいしか歩いていない。それで立っていることが得意になった」と自嘲交じりに吐露。たつなみの艦長役の玉木も、「閉塞感があると逃げたくなるから、カットがかかるたびに外の空気を吸いに行っていた」と明かした。

だだ、「シーバットの方が広くて近代的でうらやましかった」と本音も。大沢が「億近くかけているからね。たつなみは50万円くらい?」とプロデューサー目線で伝えると、「さすがにもうちょっとかかっていますよ」と抗弁し、会場の笑いを誘った。
フォトギャラリー
関連ニュース
「ズートピア2」あらすじ・概要・評論まとめ ~さらなる躍動と高揚がいっぱい。名コンビの絆の移り変わりにも注目!~【おすすめの注目映画】
2025年12月11日 11:00
映画.com注目特集をチェック
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
BS12 年またぎ映画祭2025
【全部無料の神企画】筋肉・秒殺・脱獄・名作でストレス即・爆・散!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー