映画版「マスターズ・オブ・ユニバース」製作中止に
2023年7月23日 10:00

Netflixが実写映画「マスターズ・オブ・ザ・ユニバース」の製作を中止したと、米バラエティが報じている。
同作は米マテル社のアクション人形シリーズの実写映画で、かつてドルフ・ラングレン主演で惑星エテルニアの戦士HE-MENの活躍を描く実写映画「マスターズ 超空の覇者」が製作されたことでも知られている。
2022年2月、主人公HE-MAN/アダム役に「THE PATH ザ・パス」で注目を集めたカイル・アレン、「サ・ロストシティ」の兄弟監督のアダム・ニー&アーロン・ニーがメガホンをとり、「イコライザー」シリーズのトッド・ブラックとジェイソン・ブルメンタル、スティーブ・ティッシュがプロデューサーを務めると発表。製作費は2億ドルで、今年2月にクランクインする予定だった。
だが、22年4月にNetflixの株価が急落したことから事態が急変。会員数減少への懸念が理由で売りが先行し、市場価値が500億ドル以上も下がった。Netflixは豊富な資金があると株主たちを安心させようとしていたが、「マスターズ・オブ・ザ・ユニバース」の関係者によると、株価急落をきっかけに、Netflixは同作に1億5000万ドル以上の製作費を出すことを拒否。また、まだヒット作のないアレンの主演にも反対するようになったという。
Netflixはもともと企画開発を行っていたソニーに支払った金額を含め、同企画の開発にすでに3000万ドル以上もの大金を投じていると言われている。プロデューサー陣とマテル社は他のスタジオに同企画を持ちかけているという。
関連ニュース





