オペラの最高傑作を新たにミュージカル化! 「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」10月6日公開
2023年6月26日 09:00

人気ブロードウェイミュージカル「RENT(レント)」の原作にもなった、オペラの最高傑作「ラ・ボエーム」を、新たにミュージカルとして描く「La boheme: A New York Love Song(原題)」が、「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」の邦題で、10月6日から公開されることがわかった。あわせて、圧巻の歌声をおさめた特報とポスタービジュアルもお披露目された。
1896年の伊トリノでの初演以来、世界中で長きにわたり愛され続けている、ジャコモ・プッチーニ作曲の「ラ・ボエーム」。仏パリに住むその日暮らしの若き芸術家たちの青春の日々と、刻一刻と変わる登場人物たちの心情をドラマティックに歌い上げている。
本作は、「ラ・ボエーム」の舞台を1830年代のパリから現代のニューヨークへと置き換え、メインキャラクターにアジア人を据えるなどさまざまなアレンジを施した、新たなミュージカル映画。格差、貧困、マイノリティなど、さまざまな生きづらさを抱えながらも、夢と情熱で青春の日々を謳歌しようとする若き芸術家たちや恋人たちの姿を、現役オペラシンガーたちによる圧倒的な歌唱と独創的な映像美で、情感豊かに描く。
物語の中心となるのは、大晦日のニューヨーク、凍える寒さの屋根裏部屋で生活する、その日暮らしの4人の芸術家たち。そのなかのひとり、詩人のロドルフォが部屋に残っていると、隣人ミミが彼の火を借りにやって来て、ふたりはたちまち恋に落ちる。同じ頃、店で仲間と新年パーティをしていたマルチェッロは、偶然やってきた元恋人ムゼッタと再会。最初は戸惑いつつも、ふたりの間には、かつての強い愛がよみがえる。そして時は流れ、ミミは重い病に侵され、ロドルフォは彼女のもとを去っていた。一方、ムゼッタとマルチェッロも、嫉妬心が原因で、別れを迎えていた。すれ違う2組の恋人たちは、それぞれ別の道を歩んでいく。
特報は、ムゼッタが心情を歌い上げるシーンから始まる。心奪われる歌声が、青春と恋に命を燃やす、「はかなくも永遠の日々」を予感させる。ポスターには、きらびやかなロゼッタの姿と、「夢に生きた、愛にもがいた、永遠を信じた」というキャッチコピーが切り取られている。
ミミ役にビジョー・チャン、ロドルフォ役にシャン・ズウェン、ムゼッタ役にラリサ・マルティネス、マルチェッロ役にルイス・アレハンドロ・オロスコを配した。そのほかコッリーネ役の井上秀則、パルピニョール役のアンソニー・ロス・コスタンツォ、アルチンドロ役のイ・ヤンが共演した。ビジュアルアーティストでオペラ監督のレイン・レトマーが、本作で映画長編監督デビューを果たした。
「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」は、10月6日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。
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