クーデター後初となる大統領選に挑む若きカリスマ 「プレジデント」特報&場面写真12点入手
2023年6月4日 10:00

2021年のサンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞した、ジンバブエ共和国の大統領選を追ったドキュメンタリー「プレジデント」の特報と場面写真12点を、映画.comが先行入手。映像には、多くの国内外のマスコミや国民が注目するなか、国の未来を決める投票の始まりが映し出されている。
17年の軍事クーデターで、37年間にわたり政権を支配していた独裁者ロバート・ムガベ大統領が辞任し、エメルソン・ムナンガグワを暫定大統領に任命したジンバブエ共和国。本作は、クーデター後初となる大統領選の行方を、与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF党)の代表である現職ムナンガグワに挑戦する、野党のMDC連合の党首ネルソン・チャミサの姿を通して記録した。

メガホンをとったのは、ユニセフやユネスコのメディアコンサルタントとしても活躍するデンマーク出身のカミラ・ニールセン監督。ジンバブエの新憲法制定に向けた権力闘争に焦点を当てた14年の「Democrats(民主主義者)」が、トライベッカ国際映画祭で最高賞を獲得した。その続編とも位置づけられる本作は、民主化を求める国民と与党の激しい対立を臨場感たっぷりにとらえ、サンダンス国際映画祭でワールドシネマ・ドキュメンタリー審査員特別賞に輝いている。


独裁者ムガベから政権を奪取した際、ジンバブエの軍事指導者たちは「自分たちが支配権を握るのではなく、国民選挙で民主化を確保する」と口では約束。何十年も腐敗した政治がはびこり、権力にしがみつく人間ばかりのなか、自由で公正かつ透明な選挙は本当に行われるのか。そして、民衆は真の民主主義を勝ちとることができるのか――。40歳のカリスマ弁護士であるチャミサは、リチウム、プラチナ、金、ダイヤモンドなど60種類もの鉱物資源があるにも関わらず、貧困にあえぐ国民を救うため、国を変えようと動く。


特報では、「国民が求めてるのは変化、チェンジ」と演説し、民衆の支持を得るチャミサの姿や、軍がデモ隊に向かって銃を発砲する緊迫したシーンが切り取られている。変わらぬ支配を目論む与党と、長年の腐敗に疲弊し、国内政治体制の変革を求める民衆に後押しされる野党。場面写真には、チャミサやムナンガグワに加え、選挙に未来を託す人々の姿が切り取られている。
「プレジデント」は、7月28日から東京の池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。
2021 (C) Final Cut for Real, Louverture Films & Sant & Usant
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