新たに生み出した臓器をアートに クローネンバーグ新作「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」場面写真
2023年6月2日 16:00

デビッド・クローネンバーグ監督の最新作「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の新場面写真が公開された。
新作を発表するたびに物議を醸すクローネンバーグ監督8年ぶりの新作は、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、退出者が続出した賛否両論の問題作。自身のカラダから臓器を生み出す主人公のアーティスト・ソール役をビゴ・モーテンセン、パートナーのカプリース役にレア・セドゥ、2人を監視する政府機関のティムリン役をクリステン・スチュワートが演じている。製作に20年以上を費やしており、テーマは「人類の進化についての黙想」となっている。
そう遠くない未来。人工的な環境に適応するよう進化し続けた人類は、生物学的構造の変容を遂げ、痛みの感覚も消えた。“加速進化症候群”のアーティスト・ソールが体内に生み出す新たな臓器に、パートナーのカプリースがタトゥーを施し摘出するショーは、チケットが完売するほど人気を呼んでいた。しかし政府は、人類の誤った進化と暴走を監視するため“臓器登録所”を設立。特にソールには強い関心を持っていた。そんな彼のもとに、生前プラスチックを食べていたという遺体が持ち込まれる……。
このほど公開されたのは、個性的なキャラクターの姿を中心とした場面写真。黒い布で姿を覆う”加速進化症候群”のアーティスト・ソールを演じるモーテンセン、妖艶な赤いドレスに身を包むソールのパートナー・カプリースを演じるセドゥ、政府の新たな秘密機関”臓器登録所”で働くティムリン演じるスチュワートらキャスト陣の魅力と共に、鬼才が創造する独創的な世界への興味が掻き立てられるシーンが切り取られている。

また、6月9日からフランス版ビジュアルポストカード付きムビチケカードが1500 円(税込)数量限定で発売される。詳細は公式HP(:cotfmovie.com)で告知する。8月18日より新宿バルト9ほか全国公開。
(C)2022 SPF (CRIMES) PRODUCTIONS INC. AND ARGONAUTS CRIMES PRODUCTIONS S.A.
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