鈴木保奈美「世にも奇妙な物語」27年ぶりの出演! お姫様願望が狂気へ……「ラストカットで小さく“こわっ”と思っていただけたら」

2023年5月30日 06:00


二面性を持つ女性を怪演
二面性を持つ女性を怪演

鈴木保奈美が、フジテレビの土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’23 夏の特別編」(6月17日午後9時~11時10分放送)で主演を務めることがわかった。同シリーズに出演するのは、1996年放送の「公園デビュー」以来約27年ぶりとなる。鈴木のコメントと場面写真が披露された。

ストーリーテラーのタモリと豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう本シリーズは、90年4月にレギュラードラマとして放送がスタート。その後、特別編として年に2度放送され、各時代を代表する作家や脚本家、そして豪華俳優を掛け合わせることによって、“奇妙な”物語の世界観を作り出してきた。

鈴木が主演するのは4つの“奇妙な”エピソードの1つ「お姫様クラブ」で、原作は「呪いのシリーズ」など数多くのホラー作品を生み出してきた曽祢まさこ氏の同名漫画(ぶんか社刊)。

画像2

女の子なら誰しもが一度は憧れる、ゴージャスなドレスに身をまとったお姫様。そんな少女の夢を叶えてくれるのが「お姫様クラブ」。幼い頃にこの「お姫様クラブ」でお姫様になったことがある遠藤南美は、団地で夫と娘とつつましくも穏やかに暮らしていた。そんなある日、「お姫様クラブ」の支配人・比目野と名乗る男が舞踏会の招待状を持って現れる。

鈴木が演じるのは、団地に住むパート主婦の遠藤南美。普通の主婦生活を送る南美は、幼い頃にお姫様のような特別な体験をしたことがあり、それを忘れられずにいた。そんな彼女のもとに「お姫様クラブ」の支配人が訪れたことから、南美のお姫様への思いは強くなり、物語は思いもよらない狂気へと進んでいく。共演には、奥田達士栗原類新津ちせ松尾貴史が名を連ねる。

ごく普通の主婦と、お姫様に対し強い思いを見せる女性という二面性を持つ役に挑んだ鈴木は、「ラストカットで小さく“こわっ”と思っていただけたらいいなあ」とコメント。演出を担当した小林義則監督は、「数日間のレッスンを経て挑んだ舞踏会で王子様と踊るワルツは圧巻です」と見どころを語っている。

鈴木と小林監督のコメント全文は以下の通り。


鈴木保奈美

開始当初から大好きなシリーズですので、今度はどんな“奇妙”だろうと楽しみにしていましたが、台本を読むと“あらら~大変!”という感想でした。

監督が“ミュージカルのつもりで”とおっしゃっていて、ミュージカルになったかなあ。ラストカットで小さく“こわっ”と思っていただけたらいいなあ、とひそかに願っています」


【演出:小林義則

日々家事に追われ家計を助ける為にパートで働く主婦。裕福な家庭でお姫様のように育てられた彼女の願いは“お姫様になりたい、あの日のように”そんな主婦を鈴木保奈美さんが演じます。

妄想と現実。数日間のレッスンを経て挑んだ舞踏会で王子様と踊るワルツは圧巻です。

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