男性集団で闘うバイカー女性描く「Rodeo ロデオ」予告完成 土屋アンナ、渡辺真起子らのコメント披露
2023年5月10日 10:00

バイクを愛する女性が、アンドロセントリズム(男性中心主義)のコミュニティで闘う姿を鮮烈に描いた「Rodeo ロデオ」の予告編と、公私にわたりパートナーシップを結ぶローラ・キボロン監督と、脚本家で出演者でもあるアントニア・ブルジのメッセージ動画が公開。あわせて、土屋アンナ、渡辺真起子、お笑いコンビ「尼神インター」渚ら著名人からのコメントも披露された。

第75回カンヌ国際映画祭のある視点部門で、本作のために特別に設けられた「審査員の心を射抜いた」という意味のクー・ド・クール・デュ・ジュリー賞を受賞。自らノンバイナリーを公言するギボロン監督が、ヘルメットを装着せずに、アクロバティックな技を操るバイカー女性を描く。実際にバイカー、インスタグラマーとして活動していた、演技経験のないジュリー・ルドリューが主演を務め、圧巻の存在感、新人とは思えない演技を見せる。脇を固めるバイカーたちも、ほぼ全員が“クロスビトゥーム”と呼ばれる、アクロバティックな技を駆使する本物の暴走族のメンバーたちが演じている。


物語の主人公は、バイクにまたがるためにこの世に生を受けたジュリア。短気で独立心の強い彼女は、ある夏の日、技を操りながら公道を全速力で疾走する、クロスビトゥームのバイカーたちに出会う。ある事件をきっかけに、彼らが組織する秘密結社の一員となった彼女は、男性的な集団のなかで、自身の存在を証明しようと努力する。しかし、彼らの要求は次第にエスカレートし、彼女は疑問を持ち始める。
予告編では、ジュリアがバイクにまたがるなり、指を突き立て走り去るシーンから、クロスビトゥームの集団に交じりバイクを飛ばすシーンまで、疾走感溢れるカットが連続。映像は、バイクの上で叫ぶ彼女の姿と、「アスファルトを焦がし、未来を燃やす」というコピーで締めくくられている。
さらにメッセージ動画では、キボロン監督が「私の思いがみなさんに伝わり、私にとって大切な意味を持つジュリアには、私が託したメッセージが詰まっています」と語る。さらにブルジは、「劇場公開の時にはこの作品を愛してください」と、笑顔でコメントを寄せた。

「Rodeo ロデオ」は、6月2日から東京のヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺で公開。6月3日からK'sシネマほか全国で順次公開。著名人からのコメントは、以下の通り。
バイクだけが全てであった彼女が、初めて人に心を許したキリアンとその母親への悲しすぎる想いが胸を刺す。
主人公が走り始めた瞬間に自由が弾ける。私にもわかる、その瞬間。最初に示される自由が、その人の抱えている不自由さをより深く理解させる。世界は理不尽で溢れていて、その憤りに素直に怒りを燃やしている。繊細でありながら虚弱にならず強く大胆に、必要最小限で立ち向かっている。物凄い演出力だと思う。とにかくキャストがみな魅力的に活きていた。
酔ってる時、気分良い時、恋してる時、胸糞悪い時、天気良い時、早朝、何にも思わん時、自分が観る時の情緒で、ストーリーの捉え方が毎回変わってくる―ひとことで表現するはムズすぎる。
暗くなったスクリーンの前で途方に暮れながら思い出すのは、疾走する彼女の笑顔だ。
真の解放を求めてバイクで疾走するヒロイン、いやヒーロー!?
常識をすり抜けるスピード感!
象徴的なラストも含め、すべてが衝撃的なフランス映画の登場!
鳥肌が立ち、アドレナリンが湧き上がる。
あらゆる障害を超え、自由の風を受けて疾走するジュリアの姿が、心臓を貫く。
間違いなくポスト#MeToo時代に登場した最も重要な作品のひとつ!
アドレナリン全開でアクロバティックなバイクライドに夢中になるジュリアのきらめきと揺らぎは、あらゆる角度からジェンダーの定義に鋭い視線を投げかける。
私たちは既成概念に捉われ過ぎている。それが善であろうが、悪であろうが、互いに目配せし合い、変化を怖がる。そうやってどこにもたどり着かない状態を、完膚なきまでに壊して見せたのはジュリアだ。私たちは、ジュリアの「Rodeo ロデオ」に頭を揺さぶられ、我に返る。全身に疲労と痛みを感じながら。まさにジュリアと生きた感覚。これを小器用に言葉にすれば、ジュリアはあざ笑うだろう。
ひとりの女性がバイクを手に入れる。
「それはきっと解放され自由を手に入れることだ」と思った自分の甘さを知った。
バイクの疾走感に魅せられて、アクロバティックな技を繰り出すバイカー集団に加わるジュリア。ミソジニー剥き出しの男たちとのヒリヒリしたファイトは、いつしか彼女に此処ではない何処か夢見させる。セリーヌ・シアマ、ジュリアン・デュクルノーに続く、フランスの新鋭ローラ・キボロンが鮮烈なジュリアの青春を描いて狼煙を上げる。
人と人との関係が作る「居場所」の儚さやもろさ、それでも社会のどこかに自分の居場所があると信じ、求めてやまない人の性(さが)を突きつけられた。バイクを駆けるシーンは、危うさと美しさのバランスが絶妙。
フランス映画の魅力的なすきっ歯女優(バーキン、パラディ、セドゥetc)の伝統は踏襲しつつも、初主演のジュリー・ルドリュは新たなアンチヒロイン像を構築。
フランスが生んだ新たな才能が疾走。固定観念を吹き飛ばし、私たちを解き放つ。そして、止められない衝動と高ぶる感情のぶつかり合いに、“心のピストン”が激しく揺さぶられる!
(C) CG CINEMA
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