中国の3DCGアニメ映画「兵馬俑の城」6月16日公開 日本語吹き替えに福山潤、寿美菜子らが参加
2023年3月29日 12:00
中国のアニメ会社「FANTAWILD」が製作した3DCGアニメ映画「兵馬俑の城」が、6月16日に公開されることが決定。日本版ビジュアルとともに、日本語吹き替え版声優も発表され、福山潤、寿美菜子、中島ヨシキ、星野貴紀が参加していることがわかった。
本作は、2021年7月に中国で公開され、約7000万元(約14億円)のヒットを記録。第24回上海国際映画祭(2021年)の最優秀アニメーション作品賞にもノミネートされた。心を持った兵馬俑のモンユエンと家族を奪われた人間の少女シーユイとの出会い、旅路の中で生まれる恋、そして世界を揺るがす霊獣との闘いが描かれる。日本では、2022年中国映画の上映企画「電影祭」にて中国版が上映されている。
中国歴代の皇帝によって作られた兵馬俑。その兵馬俑達が眠るはずの巨大な地下都市には、大きな秘密があった。兵馬俑達は、神から命を授けられ、もう一つの世界が作られていたのだった。兵馬俑の雑用係・モンユエンが住む秦陽城は、凶暴な霊獣たちの襲撃に悩まされていた。その霊獣に拮抗するシアホウ将軍の姿に憧れたモンユエンは精鋭部隊「鋭士」への入隊を希望するが、将軍から「霊獣・地吼(ディーホウ)を捕まえる」という条件を出される。霊獣・地吼を追う旅の途中、モンユエンは謎多き少女シーユイと出会う。旅の途中で二人は地下の世界では見られない美しい風景や世界の広さを知る。次第に惹かれ合う二人。モンユエンは、家族を探すシーユイの力になりたいと考えるようになる。
「吸血鬼すぐ死ぬ」のドラルク役をはじめ、「おそ松さん」の松野一松役など、数多くの人気作品のキャラクターを演じてきた福山は、楽天家で優しい心を持った主人公の兵馬俑・モンユエン役で吹き替えに参加。「中国から凄いクオリティの作品がやってきたモノだと、収録資料を拝見した時に感じました。素晴らしい映像と音楽と王道なストーリーに魅力的に息づくキャラクター達のお芝居に声を付けていけることは声優としての悦びを強く感じさせてくれました。僕が担当するモンユエンは真っ直ぐ自分の夢に向かって進みます。その過程で出逢う人と出来事に自分なりに真っ直ぐ演じました」と本作の魅力を語っている。
なお、寿は家族を奪われた人間の少女・シーユイ、中島は青銅で出来た山羊のシャオバオ、星野は兵俑軍の統帥であり、モンユエンのあこがれの存在でもあるシアホウ将軍の声を担当している。
「兵馬俑の城」は、6月16日からグランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開。日本語吹き替え版声優のコメント全文は、以下の通り。
オーディション原稿の時点でキャラクターの方向性はだいぶ見えていたので、実際に演じることが決まって素直に嬉しかったですね。