死体をめぐるブラックコメディ「四十四にして死屍死す」 第18回大阪アジアン映画祭で世界初上映
2023年2月16日 14:00
ホー・チェクティン監督の最新作「四十四にして死屍死す」(読み:シジュウシニシテシシシス/英題:Over My Dead Body)が、第18回大阪アジアン映画祭(OAFF)のスペシャル・オープニング作品として世界初上映されることがわかった。上映日は3月15日。メイン会場であるABCホールでお披露目され、上映前にはゲストを迎えるスペシャル・オープニング・セレモニーも開催される(例年とは異なり、開催初日にセレモニーなどは実施しない)。
義母の住む高層マンションで、妻と娘、義兄と暮らすミンは、ある夜、玄関先で裸の男性の死体を発見し、家族と大騒動に。自分たちの部屋が“事故物件”となり、資産価値が暴落することを恐れ、義母の号令のもと死体を隣人の玄関先に移す。やがて同じ階に住む余生を静かに過ごす老夫妻、禁止された犬を飼う女性とそのメイド、怒りっぽい父親と気難しい息子が、次々とこの騒動に巻き込まれていく。熱血警備員と監視カメラの目をかいくぐり、彼らは死体を運び出すことができるのか。そして死体はどこからやってきたのか……。
マンションを舞台に繰り広げられる一夜のブラックコメディは、風評被害がもたらす恐怖から無責任行動に突き進む家族の悲喜こもごもを映し出し、死体騒動を通して今を生きる香港人の姿を描いている。
現代のシリアスな問題を軽やかなコメディに昇華させた新鋭ホー・チェクティン監督は、長編初監督作となる前作「正義迴廊(原題)」が香港電影金像奨(4月16日最終結果発表予定)で作品賞、監督賞、新人監督賞など最多部門でノミネート。興行成績を次々と塗り替える大ヒットとなっている。
個性豊かな登場人物に命を吹き込むのは、「香港ファミリー」「ママの出来事」のテレサ・モー、「全力スマッシュ」「エリサの日」のロナルド・チェン、「ミッドナイト・アフター」「王家欣 ウォン・カーヤン」のウォン・ヤウナム、「僻地へと向かう」のジェニファー・ユー、人気グループ「MIRROR」のメンバーで「香港ファミリー」にも出演したイーダン・ルイ、同じく「MORROR」メンバーで「ママの出来事」に出演したジャー・ラウ、「エリサの日」「G 殺」のハンナ・チャン、そして「正義迴廊」で金像奨主演男優賞にノミネートを果たしたヨン・ワイルンなどベテランから若手まで近年の香港映画界を彩る俳優陣が勢揃い。脚本は「ミッドナイト・アフター」のコン・ホーヤンが手がけている。
第18回大阪アジアン映画祭は、3月10日~19日に開催。会場は、ABCホール、シネ・リーブル梅田、梅田ブルク7、大阪中之島美術館、国立国際美術館。その他の詳細は、公式HP(http://www.oaff.jp)に掲載されている。
関連ニュース
香港の新星「MIRROR」メンバーが主演! 東京貴金属店襲撃事件に着想を得た「盗月者 トウゲツシャ」11月22日公開
2024年9月22日 10:00
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】本当に放送していいのか…!?不適切報道か否か?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
開始20分で“涙腺決壊”
【激しく、心を揺さぶる超良作だった…!】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー