年男の藤ヶ谷太輔、“うさ耳”装着を約束「逃げない」 晴れ着姿で新年の抱負を発表
2023年1月10日 15:00
映画「そして僕は途方に暮れる」の公開直前イベントが1月7日、都内で行われ、主演の藤ヶ谷太輔をはじめ、前田敦子、中尾明慶が登壇。新年らしく晴れ着姿を披露し、それぞれ今年の抱負を語った。
2018年春にシアターコクーンで上演された舞台「そして僕は途方に暮れる」に続き、作・演出の三浦大輔と藤ヶ谷が再タッグを組んだ映画版。自堕落な生活を送るフリーターの菅原裕一(藤ヶ谷)が、あらゆる人間関係を絶ち切り、人生から“逃げまくる”滑稽で哀愁にじむ姿を通して、誰もが抱える逃避願望をあぶり出す。
バツが悪くなるとすぐに逃げ出してしまう裕一を演じた藤ヶ谷は「僕も逃げたいと思っても逃げられないことが多かったので、一、二周回って裕一ってカッコいいのかなと思ったりして。僕も今後嫌なことがあったら携帯の電源を切ります」と役柄に理解を示しつつ、「裕一を責めるコメントが多いので、自分だけでも味方になってやろうと思う」と役柄への愛着を明かす。
それぞれが今年の抱負を発表することになり、中尾は「料理」、前田は「充実」、兎年で年男の藤ヶ谷は干支にかけて「映画が跳ねますように!」と祈願。さらに、藤ヶ谷は「今年はうさ耳から逃げない」と宣言し、「この映画のPRでうさ耳のカチューシャをつけてくれと言われることがあって『それは大丈夫です……』と言い続けてきました。でもこの映画のPR期間中には1回はうさ耳をつけなければと。それでうさ耳は終了。あとは12年後に付けるかどうか」とうさ耳姿を披露することを約束した。
中尾が「次の舞台挨拶でうさ耳があれば、藤ヶ谷君だけ付けましょうよ」と提案すると、藤ヶ谷は「もし僕がうさ耳を付けたとしたら、ちゃんとリアクションをしてほしい」とリクエスト。しかし、中尾は「いや、誰も触れません」と急に塩対応で返し、藤ヶ谷は「それ一番嫌。寂しい」と苦笑していた。
最後に、主演の藤ヶ谷は「僕らだけではなく参加してくれた全員が心血を注いだ作品です。誰しもが一度は現実から逃げたいと思ったことはあると思うので、たくさんの方に刺さる映画だと信じています。何度も楽しんでいただける、共感と反感の120分。長く愛される映画になるはずです」と目前に迫った公開初日に向けて気持ちを新たにしていた。
「そして僕は途方に暮れる」は、1月13日から公開。