【ネタバレあり】クライマックス目前! 反乱軍誕生秘話を描くSWファン注目の「キャシアン・アンドー」を振り返る
2022年11月9日 13:00
SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ映画「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」。“シリーズ史上最も泣ける傑作”と称された同作の5年前を描いたドラマ「キャシアン・アンドー」(シーズン1/全12話)がディズニープラスで配信中だ。現在、第9話まで配信されており、すでに「ローグ・ワン」でおなじみのキャラクターも次々と登場している。クライマックスを目前に控え、残る3話への期待がますます高まっている、これまでの「キャシアン・アンドー」を振り返る。
ルーク・スカイウォーカーやレイア姫、ハン・ソロらが活躍し、「スター・ウォーズ」の歴史においても、最も重要な存在に位置づけられる反乱軍の誕生秘話を描く「キャシアン・アンドー」。極秘チーム「ローグ・ワン」の一員として、命がけのミッションに挑んだ名もなき戦士たちのひとりであり、情報将校として活躍したキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)の知られざる過去が徐々に明らかになっている。
ある出来事をきっかけに、帝国の傘下にあたる組織のメンバーに追われたキャシアンは、その人物を殺害し、指名手配犯になってしまう。保安部隊に追われる窮地を救ったのは、帝国軍の盗品を購入しに来た“秘密の買い取り屋”ルーセン・レイエル(ステラン・スカルスガルド)。腕を見込まれたキャシアンは、多額の報酬と引き換えに、帝国軍人の給与が保管されている厳重な金庫から、莫大な金を強奪するという反乱計画に身を投じることに。
綿密な作戦でチームと臨んだ危険なミッションは、見事に成功。しかし、キャシアンは仲間の裏切りを機にチームを離れ、誰も自分のことを知らない星へ逃亡すると、そこでも災難に巻き込まれ、冤罪によって帝国軍の収容施設で強制労働をする羽目に。自由を求め、脱出を図るキャシアンだが、彼を取り巻く人のなかには、帝国に反乱を起こそうとする人たちがいた。
政治活動の水面下で、反乱のために資金調達に勤しむモン・モスマ(ジュネビーブ・オライリー)。彼女と手を組んだルーセンは、帝国に対する反乱組織の革命を計画する。キャシアンを古くから知るビックス(アドリア・アルホナ)やキャシアンの義母マーヴァ(フィオナ・ショウ)も帝国に抵抗し、そして、キャシアンと強奪を実行したチームの一員だったベル(フェイ・マーセイ)とシンタ(バラダ・セードゥ)も怪しい動きを見せる。
それぞれのやり方で、人々が帝国に反乱を仕掛ける機会をうかがうなか、周囲に反して、いまもなお帝国への反乱の意を示さないキャシアンは、果たして何をきっかけに、反乱軍の一員として“大義”のために立ち上がる人物へと目覚めていくのかーー? 「ローグ・ワン」を手がけたトニー・ギルロイが、再び脚本を担当しているだけに、ドラマ性はお墨付きだ。
そんな主人公の葛藤と成長も見どころの「キャシアン・アンドー」には、「ローグ・ワン」にも登場するおなじみのキャラクターが姿を見せ、ファンを喜ばせている。先ほど紹介したモン・モスマは、第4話から登場。「ローグ・ワン」では、キャシアンに極秘任務を託し、反乱軍の形成に向けて常に動きを見せていただけに、それ以前、いかにしてキャシアンと出会い、手を組むようになるのか、注目したい。
また、第7話には「ローグ・ワン」でキャシアンの相棒として登場した帝国軍の警備ドロイドK-2SOと同種のドロイドが登場。キャシアンが反乱軍用に再プログラムし、K-2SOが誕生した経緯があるため、同一機体なのか気になるところ。続く第8話には、過激な戦士ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)も登場し、ファンは「確実にのちに反乱軍に繋がることをしてて面白いな!」「『ローグ・ワン』の反乱軍のキャシアンに近づいてきてる気がする! また次が楽しみ!」と、SNS上で今後の展開に期待の声をあげている。
なお本作は、これまで毎週水曜午後4時から配信されていたが、アメリカのサマータイム終了に伴い、11月9日に配信される第10話からは、配信時間が毎週水曜午後5時に変更された。
「キャシアン・アンドー」は、ディズニープラスで独占配信中。