結婚前夜と離婚前夜が、切なく交差する 「トゥモロー・モーニング」ミュージカルスターの歌声が響く予告
2022年10月18日 18:30
1組のカップルの結婚前夜と離婚前夜を描き、ロンドンで注目を集めたミュージカルを映画化する「トゥモロー・モーニング」の予告編と、新場面写真がお披露目された。映像では、世界最高峰のミュージカルスターで、本作で映画初共演を果たすサマンサ・バークスとラミン・カリムルーの美しい歌声をおさめている。
英作曲家ローレンス・マーク・ワイスが脚本・作詞・作曲を手がけたオリジナルミュージカル「トゥモロー・モーニング」は、ロンドンで夢を生きる男女の愛と人生を、結婚前夜と離婚前夜、過去と現在のふたつの時間軸で追った物語。舞台版&映画版「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役、舞台「アナと雪の女王」のエルサ役で知られるバークスと、「オペラ座の怪人」のファントム役に、史上最年少の28歳で抜てきされ、「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役でブロードウェイデビューを果たしたカリムルーが共演した。バークスとカリムルーが日本で競演した「CHESS THE MUSICAL(チェス)」の演出・振付家であるニック・ウィンストンがメガホンをとった。
予告編は、ビル(カリムルー)が「明日の朝、すべてが変わる」と歌い幕を開ける。離婚前夜のビルとキャサリン(バークス)の険悪な空気から、次の瞬間には結婚式をあげる幸せそうな過去のふたりが映し出され、結婚前夜の記憶が交差する。10年前、画家を目指すキャサリンと、小説家志望のビルは、ロンドンブリッジが見渡せるテムズ川沿いで、「約束して。決してこの瞬間を忘れないって」と誓い合い、熱く抱き合う。
夢を抱き、大恋愛の末に固く結ばれていたはずなのに、いつの間にか気持ちがすれ違うふたり。「君の成功が羨ましかった」「最初の頃のふたりを振り返ると、分からなくなる」――別れを控えたふたりは、ともに過ごした10年を胸によみがえらせていく。若き日のキャサリンが、子どもが生まれる喜びと不安を歌う姿と、喧嘩する両親を見つめる成長した息子ザックが切なく重なる。映像内では、カリムルーとバークスが歌う「エヴリシング・チェンジズ」「サドゥンリー」、バークスがソロで歌う「ホワット・ラヴ・ディッド」など5曲を披露。ふたりは過去から、何を見つけるのか――耳に残るメロディと圧巻の歌声に包まれ、男女の運命の行方が気になる仕上がりとなっている。
あわせてサウンドトラックCDが、11月23日に日本限定で発売されることが決定。価格は、税込2860円。劇中で使用された14曲とボーナストラック2曲に加え、日本版特典として、バークスが歌う「ホワット・ラヴ・ディッド」のダンスミックスバージョンも収録されている。
「トゥモロー・モーニング」は、12月16日に東京のYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。