ダニエル・クレイグ「ナイブズ・アウト」シリーズからは引退しない

俳優ダニエル・クレイグが、主演した群像ミステリー「ナイブズ・アウト　名探偵と刃の館の秘密」の続編「ナイブズ・アウト　グラス・オニオン」で、再び名探偵ブノワ・ブランを演じている。クレイグは、今後も引き続き同シリーズに出演していきたいと発言した。

同作は、ギリシャを舞台に名探偵ブノワ・ブランがまったく新しい殺人ミステリーに挑戦するというストーリーで、クレイグ以外のキャストが一新。デイブ・バウティスタ、エドワード・ノートン、ジャネール・モネイ、キャスリーン・ハーン、レスリー・オドム・Jr.、ケイト・ハドソン、マデリン・クライン、ジェシカ・ヘンウィックらが出演している。このほど、トロント国際映画祭でワールドプレミアが行われ、絶賛されている。

すでに第3弾の制作が決まっているものの、第4弾以降は未定となっている。クレイグは、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」をもって5度演じたジェームズ・ボンド役を卒業しているが、名探偵役に関しては続行の意向のようだ。

米バラエティの取材で、どれだけ続けたいか聞かれると、「彼が脚本を書き続ける限り、出演を続けるよ」と、脚本も兼ねるライアン・ジョンソン監督に全幅の信頼を寄せている。「彼はとてつもなく素晴らしい脚本家で、すべてのページにこちらがやりたいことを用意してくれる」と絶賛している。

一方、ジョンソン監督のほうも、まだまだ継続していくつもりのようだ。「このシリーズの楽しさは、続編じゃないことだ。毎回がまったく新しい本で、まったく新しいストーリーだ。次作も、今回と同じ精神状態でアプローチしたいと思っている。前作を超えることを意識するのではなく、自分たちを驚かせてくれるものを生み出すことを目指す。それが実現できれば、観客のみんなが驚き、喜んでくれるからね」

Netflixで12月23日に世界配信される。