のん、“同士”さかなクンからハコフグ帽をプレゼントされギョギョ!っと大感激
2022年9月3日 14:38

沖田修一監督がさかなクンの半生を映画化した「さかなのこ」の公開記念舞台挨拶が9月3日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、のん、井川遥、磯村勇斗、岡山天音、さかなクン、沖田監督が登壇。さかなクンが、自らの分身であるミー坊役を演じたのんへ、自身のトレードマークでもあるハコフグ帽をプレゼントした。
さかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」(講談社刊)を原作に、子どもの頃からお魚が大好きだったミー坊が、たくさんの出会いの中でやがて“さかなクン”になるまでを描く。好きなことに一直線で、周囲の人々を幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公をのんが演じた。

のんは「さかなクンって老若男女のヒーローだし、ミー坊もヒーローでかっこいいなと思った」と役柄への愛情をあふれさせ、「“好き”を追い求めて、“好きだから”という理由で動くという、その原動力にはすごくシンパシーを感じていて。私も“好き”“やりたい”という力をもとに頑張っているので、一方的に同士みたいな気持ちでいます」と明かす。劇中に登場する金魚の絵ものん自ら描き、潜水シーンも「全部、自力で飛び込んでいます」とにっこり。チャレンジの多い作品となった様子だが「とても面白かったです。潜水用のプールで飛び込む練習をしたんですが、カメラマンさんと沖田監督も水着を着て、一緒に入ってくれた。心強く、うれしかったです」と支えてくれたスタッフ陣にも感謝しきりだった。


原作者でもあるさかなクンは、「母もみんなも、めちゃくちゃ感動してくれた」と本作を鑑賞した周囲の反応を紹介し、「友だちは今でも“ミー坊”と呼んでくれるので、『ミー坊、すごいじゃん』と言ってくれた。これは夢か幻か、本当だ! という感じで。今でも夢のような感じでふわふわしています」と飛び上がりながら自らの物語が映画になった喜びを爆発させていた。

またミー坊を肯定し、応援し続ける母親を演じた井川は、「私もこういう母になりたいと思いながら演じていました」と微笑む。「子育てをしていると、子どもの将来を案じるあまり、先回りして『こうしたら危ない』と自分の経験値をもとに、どうしても予防線を張ってしまいがち。見守ることってなかなかできないけれど、(演じた)ミチコさんはそれができる。だからこそ、さかなクンがこのように好きを追求していったんだろうなと思う。ミチコさんはすばらしいと思います」と母の偉大さについて語り、沖田監督も「さかなクンのお母様がすごく明るい。さかなクンがここにいる理由がわかる」と同意していた。


ステージでは、さかなクンからのんへ、ハコフグ帽がプレゼントされた。さかなクンが「『ハコフグ帽を受け継いでください!』という気持ちになりました!」と話し、「うれしい!」と感激しきりののんが実際に被ってみると、さかなクンは「ミー坊だ!」と声を上げ、会場からも大きな拍手が沸き起こった。のんは「いつでも被っていいんですか? さかなクンの知らないところでも被っていいんですか?」と瞳を輝かせ、さかなクンは「お願いします!」と快諾していた。

さらにサプライズで、さかなクンが登壇者それぞれをイメージした魚の絵を贈るひと幕が見られた。「のんさまは、“squirrelfish”、“リスのようなお魚”と言われるイットウダイちゃんに似ている。目がキラキラしている」と説明を受け、巨大イラストを受け取ったのんは、最後に「みんなが好きを持っていると思うので、ミー坊を見て自分の好きを大事にしてください。あなたの映画になりますように。ギョギョギョ!」とメッセージを送っていた。
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