「お母さんを困らせて楽しい?」 井上真央&石田えりがすれ違う親子を演じる「わたしのお母さん」予告
2022年8月12日 08:00
本作は、「人の望みの喜びよ」で第64回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門のスペシャルメンションを受けた杉田真一が監督・脚本を担い、母娘の間にある複雑で繊細な感情を綴った物語。井上は母との関係に苦しさを感じる主人公・夕子、石田は悪気なく娘を追い込む母・寛子を演じる。夕子の妹・晶子に阿部純子、弟・勝に笠松将、夕子の夫に橋本一郎、勝の妻にぎぃ子、夕子のパート先のスーパーの店長に宇野祥平を配した。
3人姉弟の長女で、いまは夫と暮らす夕子は、急な事情で母・寛子と一時的に同居することになる。寛子は明るく社交的だが、夕子はそんな母のことがずっと苦手だった。不安を抱えたまま同居生活がスタートするが、昔と変わらない母の言動に、もやもやした気持ちを抑えきれない夕子。そんなある日、ふたりの関係を揺るがす出来事が起こる。
予告編は、寛子が「お母さんを困らせて楽しい?」と夕子を叱責し、うつむいていた娘が、ゆっくりと顔を上げて母を見つめる、緊迫したシーンで幕を開ける。母と娘の間に一体何があったのか――カメラはふたりの日常を映し出していく。オープンカフェでお茶をしながら、互いに視線を合わせないふたり。寛子に好きではない色の服を押しつけられ、困惑する夕子。満開の桜の下、楽しそうに腕を組んで歩く寛子と妹・晶子の後ろで、ひとりぽつんと歩く夕子。ピアニストのmayo(岡本真夜)が書き下ろしたメインテーマ「memories」の情感豊かな旋律にのせ、長い時間のなかで、母娘の心の溝が少しずつ深まっていくさまが胸に迫る。セリフやテロップをあえて少なくし、登場人物たちの繊細に揺れる心、言葉にできない思いが伝わる映像に仕上がった。
ビジュアルでは、互いに逆の方向を見つめる夕子と寛子の横顔に、「いつからだろう」「誰よりも近いのに誰よりも遠い母と娘の物語」と、すれ違う母娘の関係を暗示するような言葉が並んでいる。
「わたしのお母さん」は、11月11日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開。なお8月26日から、絵本作家・酒井駒子氏が描き下ろしたオリジナルポストカード付きの特別鑑賞券(税込1500円/数量限定、一部劇場を除く)が発売される。
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