今井翼「hideさんへの思いを共有できてうれしい」 映画初主演作「TELL ME hideと見た景色」封切りに安ど
2022年7月8日 18:57

今井翼が7月8日、東京・新宿バルト9で行われた主演作「TELL ME hideと見た景色」(塚本連平監督)の初日舞台挨拶に登壇した。1998年5月に亡くなった「X JAPAN」ギタリストのhideさんの実弟で、当時マネージャーを務めていた主人公・松本裕士氏を演じ、映画初主演。「亡くなって長い月日が経ちますが、こうしてhideさんへの思いを共有できてうれしい。作品とhideさんの存在の余韻を感じながら、お帰りください」と安どの表情を浮かべていた。
松本氏による著書「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)をもとに、亡き兄の遺志を継いだ裕士が、制作途中だったアルバムとともに、本人不在の全国ツアーを実現させようと奮闘する姿を描いた。劇中にはhideの愛車が登場するほか、1998年に開催されたライブを再現し、hide本人のボーカルが入った実際のライブ音源が使用されている。

今井は「撮影中は常にhideさんを思いながら過ごしましたし、現場のみんなも同じ気持ち。その思いが集結した喜びと感慨が僕の中にすごくあります」と感無量の面持ち。「繊細な題材ですし、hideさんがファン思いだったように、ベストなものをお届けできるのか期待と不安があった」とプレッシャーを振り返った。タイトルにもなっている代表曲「TELL ME」への思い入れも一層強くなったそうで、「hideさんが自分自身に問いかけているような楽曲。自分もどんな表現ができるのか、考えている」と語っていた。
舞台挨拶にはhideの共同プロデューサーI.N.A.を演じる塚本高史、hide役を務めるロックギタリストのJUON、事務所チーフマネージャー役の細田善彦、ドラマーのJOE役で音楽監修も務めた川野直輝が出席した。

生粋のhideファンだという塚本は、「いちファンとしても、区切りじゃないですけど『よし、わかった』と思える作品になった」と太鼓判を押した。JUONが着用するhideモデルのアクセサリーは塚本の私物。劇中に登場するギターの種類など、ディテールについてもさまざまな提案をしたそうで、今井は「エンドロールに『監修:塚本高史』と出した方がいい」と舌を巻いていた。

大役を託されたJUONは「本当に光栄なこと。プレッシャーもあるんですけど、それよりも喜びが勝った。このまま、いっちゃえと」と振り返り、「出来上がった作品を見て、涙、涙、涙でしたね。今日こうして見てくださった皆さんにも、感謝の気持ちを伝えたい」と話していた。
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