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「バブル」荒木哲郎監督が作り上げた、“いい作品”を生む現場 ディズニー・ピクサースタジオも実践する手法とは

2022年3月30日 17:00

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舞台は重力が壊れた東京
舞台は重力が壊れた東京
(C)2022「バブル」製作委員会

テレビアニメ「進撃の巨人」シリーズ、「甲鉄城のカバネリ」の荒木哲郎監督とWIT STUDIOによるオリジナルアニメ「バブル」。脚本・虚淵玄、キャラクターデザイン原案・小畑健、音楽・澤野弘之といった錚々たるトップクリエイターが集結した本作を完成させる過程で、荒木監督はディズニー・ピクサースタジオも実践しているある手法を取り入れたという。

川村元気氏がプロデューサーを務める本作は、主人公・ヒビキ役を志尊淳バブルを調査する科学者・マコト役を広瀬アリスが務めるほか、荒木監督作品で重要なキャラクターを担当してきた宮野真守梶裕貴畠中祐千本木彩花井上麻里奈三木眞一郎らが出演。カギを握るヒロイン・ウタをシンガーソングライターのりりあ。が担当する。

物語の舞台は、世界に降り注いだ泡(バブル)で重力が壊れた東京。ライフラインが閉ざされた東京は家族を失った一部の若者たちの遊び場となり、ビルからビルに駆け回るパルクールのチームバトルの戦場となっていた。そんなある日、危険なプレイスタイルで注目を集めていたヒビキは、無軌道なプレイで重力が歪む海に落下し、不思議な力をもつ少女ウタに命を救われる。

荒木監督は、“ほぼ完成した作品”をWITSTUDIOの全社員に見せ、忌憚のない意見を求めるという手法を取り入れた。ディズニー・ピクサースタジオが全員で作品についてディスカッションをしながら作品を完成させていく方法を実践しているが、日本のアニメーションスタジオではあまりなじみのない進め方でもある。本作も仮としてセリフも収録した作品を社員に見せ、アンケートを集計。“もっとよくなる”シーンをとことん突き詰め、修正を重ねて作品をより強固なものにしていった。

荒木監督は「監督という立場は、現場で一番上の立場になってしまい、どうしても意見を言ってもらえなくなる。遠慮なく思ったことを言ってくれる環境が大事だと思っています」と、立場関係なく意見を言い合える場の重要性を語る。初めてこの手法を取り入れた前作「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」で手応えを感じ、その手法をさらに突き詰めたといい、「ここがつまらなかったとか、どこがわからなかったとか、本当に遠慮のない意見が上がってくる。『まだ直すのか』と思うこともありますが、のちに全世界の何万人という人が見る前に、何十人の言葉のおかげで“もっといい作品”にできるチャンスが生まれる」と話す。

川村プロデューサーもこの手法を高く評価しており、「時にはスタッフからの辛辣な意見もあり、よくこんな怖いことをやるなと思いながら、そこを乗り越えていく精神力がなんてタフなんだろうと思いました。それが作品を強くしているんだと思います」とコメントしている。

バブル」は、5月13日に劇場公開。劇場版に先行して、Netflix版が4月28日から全世界配信される。

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