ヘレン・ミレン、一家を支える妻役を熱演「現実的な声も聞いてほしい」 インタビュー映像公開
2022年2月19日 12:00

ロンドンのナショナル・ギャラリーで実際に起きた絵画盗難事件の知られざる真相を描く「ゴヤの名画と優しい泥棒」から、ヘレン・ミレンのインタビュー映像が披露された。役柄や本作の魅力を語っている。
本作は、1961年にナショナル・ギャラリーで起きたゴヤの名画「ウェリントン公爵」盗難事件を基にした実話を映画化。この大事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントンで、テレビに社会との繋がりを求めていた時代、孤独な高齢者のために盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもうひとつのある真相が隠されていた。
ミレンは夫ケンプトンに代わって家計を支える献身的な妻ドロシー役を演じている。インタビュー映像では、映画が実話であることに触れ、「くすりと笑ってもらえるわ。この映画に流れるユーモアは優しくて、思いやりの行動からにじみ出ているものだからよ。物語にも登場人物にもハマってしまうと思うわ」と本作の魅力を語る。
(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020「ドロシーはバントン家の経済を支える大黒柱なの。夢を追い続ける夫のせいで彼女の人生は苦労が多い」「現実的で地に足をつけて生きている」と役柄を説明し、続けて「誰もが夢を持つし悪いことじゃないわ。でもお金がなければ電気代も払えず日々のパンも買えないでしょ。映画の冒頭では家族の経済は瀕死の状態。逼迫しているの。彼女を通して現実的な人間の声も聞いてほしい」と訴えた。
ケンプトンを演じた主演のジム・ブロードベントとの共演については、「私たちは老いた夫婦役だけど、長年連れ添った雰囲気が観客に伝わらないと元も子もないわ。夫婦の関係がごく自然に見えないとね。ジムが相手役だからすんなり入れたわ。全く苦労せずにね」と振り返り、「『インクハート』という作品で共演したくらいだったけれど、この作品で知り合え共演できたのは嬉しい」と再会を喜んだ。
「ゴヤの名画と優しい泥棒」は2月25日から公開。
(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー