喧嘩からの英国式仲直り オスカー俳優が夫婦を演じた「ゴヤの名画と優しい泥棒」本編映像
2022年2月11日 18:00

ロンドンのナショナル・ギャラリーで実際に起きた絵画盗難事件の知られざる真相を描く「ゴヤの名画と優しい泥棒」から、オスカー俳優ジム・ブロードベントとヘレン・ミレンが夫婦喧嘩を繰り広げるシーンが披露された。
本作は、1961年にナショナル・ギャラリーで起きたゴヤの名画「ウェリントン公爵」盗難事件を基にした実話を映画化。この大事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン(ブロードベント)で、テレビに社会との繋がりを求めていた時代、孤独な高齢者のために盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもうひとつのある真相が隠されていた。
映像は、「年金老人に無料テレビを」とプラカードを掲げ、嘆願書を集めるケンプトンと息子ジャッキーを、ケンプトンの妻ドロシー(ミレン)が見つけてしまうシーンから始まる。帰宅後に「私はもう我慢の限界よ」とまくし立てるドロシー。ケンプトンは、最近まで受信料未払いの罪で懲役刑に服していたのだった。
妻の怒りを収めるべく、紅茶とビスケットで「仲直りしよう」と話しかけるケンプトンは、続けて「2日間ロンドンへ。その後は仕事を見つけ静かに暮らす」と、BBCの本社があるロンドンを訪れることを持ち掛ける。その後も2人の攻防戦は続くが、ケンプトンが「最後のチャンスだ」と訴えると、呆れ顔のドロシーは根負けしてしまうのだった。
バントン夫妻の軽妙なやり取りが見どころでもあり、ブロードベントはミレンとの共演について「すばらしい経験でした。セットでは大笑いすることもありました」と和やかな現場だったことを明かす。ミレンも「老夫婦を演じる場合、観客にその関係を信じてもらうことが非常に重要なこと。ジムの場合、私は簡単に彼の妻の役に入り込むことができました」とブロードベントとの相性の良さを語っている。
「ゴヤの名画と優しい泥棒」は2月25日から公開。
(C)PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020
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