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【独占取材】「THE3名様」復活秘話 森谷雄監督が解き明かす佐藤隆太×岡田義徳、塚本高史の熱量

2021年12月16日 12:00

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映画.com独占入手の3ショット
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石原まこちん氏の人気漫画を佐藤隆太岡田義徳塚本高史の主演でオリジナルDVDとして実写シリーズ化した「THE3名様」が、12年ぶりに復活を果たすことが12月16日、発表された。石原氏が完全に書き下ろした新作「THE3名様 リモートだけじゃ無理じゃね?」のメガホンをとった森谷雄監督が、映画.comだけに“復活秘話”を明かした。(取材・文/大塚史貴)

――年の瀬に「THE3名様」が12年ぶりに復活というニュースが待ち構えていようとは、思いもしませんでした。復活に至った経緯を教えていただけますか?

昨年の夏頃に佐藤隆太くん側から「THE3名様」を復活させられないか? という話を持ちかけられました。しかし、12年後のジャンボ、まっつん、ミッキーをどう復活させるか? を自分だけではなかなか思いつかず、だったら3人(佐藤、岡田、塚本)と会おうということで、10月に塚本くんのバースデーも兼ねて皆で会いました。3人のモチベーションは高く、これは本当に復活させられるかもしれないと思いました。元々、2005年に撮影開始したこの作品は、映画「ロッカーズ」の打ち上げ時に3人から持ちかけられたものでした。今回も3人の強い意志を感じたから動き出せたというのが正直なところです。

――以前、森谷さんと佐藤隆太さん、岡田義徳さん、塚本高史さんが食事をする意味深な写真がネット上にアップされていましたが、それは今作に繋がる会食と解釈して良いですか?

その通りです。正に作戦会議でした。

脱力感満載の「THE3名様」は、フリーターの3人組がファミレスに集い、ダラダラと緩い会話を繰り広げる深夜の日常を描いている。2005年に実写化した際は、主人公の3人(ジャンボ、まっつん、ミッキー)を佐藤、岡田、塚本が演じ、福田雄一が監督・脚本を務めた。10年の「THE3名様 シングルDVD~マキシちゃってもよかですか?」までの5年間で全11タイトルのDVDが発売され、累計33万本を売り上げている。

――これまでのシリーズではプロデューサーを務められてきたなかで、今回監督としてメガホンをとろうと思われた心の移ろいを教えてください。

「THE3名様」は佐藤・塚本・岡田のあのグルーブ感あってこその作品であり、彼ら発の企画でもあったこと、そして前作まではそこに福田雄一さんの面白い脚本と演出が加わってヒットしたのだと思います。しかし、今回は福田さんの参加がスケジュール的に叶わず、脚本と演出をどうするか? となりました。これは大いなる問題でした。僕はすぐに原作者である石原まこちん先生に連絡を取りました。

先生の家の近くのファミレスでお会いして「THE3名様の実写化を復活させようと思いますが、先生の書き下ろしの脚本をお願いできないでしょうか?」と切り出しました。韓国ドラマ「梨泰院クラス」も原作者が脚本を書いて成功している! と力説しました。先生は「書いてみます。脚本」とすぐに返事をくれました。混じりっ気なしの「THE3名様」の脚本が来るのなら、演出をどうするか? 最初は「監督・主演」、つまり3人が監督することを閃いたのです。しかし、それは3人からあっさり却下されました。では、どうしたらいいか。

演出的な責任者は絶対に必要なわけですから、一応、ドラマも映画も監督したことのある自分がやるしかないと腹を括りました。そういった意味では、3人の演技に備わった「THE3名様」のトーンアンドマナーには何の不安も感じていなかったので、「よし! やろう!」と決心できたんだと思います。

――実写シリーズの舞台は「ビッグボーイ」でした。今回も舞台は「ビッグボーイ」ですか?

もちろん、ビッグボーイです。前回までのビッグボーイの研修センターが使えず、実店舗を数日お借りしての撮影となりました。前回の店舗の形に近いものを選びましたが、時代が変わり、ボックス席の背もたれが1.5倍高くなっていたりと、撮影的には苦労した点もありました。撮影日数も前回までの1.5倍でしたが…(笑)。

――ジャンボ、まっつん、ミッキーは12年間、どんなことをして生きていたと思われますか?

時代が平成から令和に変わるのを横目で見つつも、常にマイペースで生きていたと思います。石原まこちん先生に「アラフォーの3人はどう変わったのでしょう?」とお聞きしたら、「いいえ、前と変わらず、あのままです」と即答されたので、毎晩ファミレスに集合していたはず。しかし、ここのところのコロナの影響で、ファミレスに集合できていなかったのではないかと思い、サブタイトルに「リモートだけじゃ無理じゃね?」と付けました。

――最後になります。これが一番大事なところですが、佐藤さん、岡田さん、塚本さんのあいだに流れる空気は健在でしたか? 撮影は既に終えていると聞きましたが、手応えのほどはいかがですか?

間違いなく健在です。いや、前回以上にパワフルでした。あの空気感はやっぱりあの3人にしか出せないものだと改めて思いました。現在、編集段階ですが、かなりの手応えを感じています。今回は企画段階から準備段階の要所要所で3人と石原まこちん先生とコミュニケーションを取りながら進んできたので、みんなのパワーがひとつになったのだと感じています。監督としてはそれらのパワーを掬い取っただけです。しかしながら、自分が「THE3名様」を監督できたことは自分史上、とても誇りに思います。

なお、この日から、クラウドファンディングサイト「うぶごえ」内に、「THE3名様」ページ(https://ubgoe.com/projects/122)がオープン。22年3月に開催予定の上映イベント「『THE3名様』完全復活祭ってホントかよ?!」(仮)の開催を目指し、クラウドファンディングがスタートした。

ページ内では「THE3名様 リモートだけじゃ無理じゃね?」の新ネタ「ファンをクラする?」が配信されている。さらに、返礼品メニューも発表され、3333円メニューには「THE3名様特製ロゴ入り伝票スタンド」が付いてくる。3万3333円メニューには、12年ぶりの思いを語ったスペシャルインタビュー&フォト満載の“3名様新聞”「THE THREE JOURNAL」と、エンドロールにクレジット表記される特典が用意されているという。

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