関東大震災100年に向けたプロジェクトがスタート!「関東大震災映像デジタルアーカイブ」開設
2021年9月1日 00:00

国立映画アーカイブが、WEBサイト「関東大震災映像デジタルアーカイブ」(https://kantodaishinsai.filmarchives.jp/)を国立情報学研究所と共同で開設・公開したことがわかった。
同サイトでは、1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災について、国立映画アーカイブが所蔵する関連の映画フィルムなどの資料を公開。現在は、文部省が監修し、全国規模での普及を図った長篇記録映画「關東大震大火實況」(全篇)が披露されている。今後は、関東大震災発生から100年にあたる2023年9月1日までに、2年をかけて、同館が所蔵する関東大震災関連の全ての映画フィルムの公開を目指している。

サイトの特徴は、撮影場所、シーン(写されている事象)で分類された「クリップ」単位での検索・閲覧が可能であること。場所(現在の区名)は「千代田、中央、港、文京、台東、墨田、江東、渋谷、横浜、その他」、シーンは「火災、焼失、倒潰・損壊、避難、救助・救護・救援、応急仮設住宅、復旧、復興、皇族」。また、撮影場所や時間の特定にあたり典拠とした資料の情報も掲載されている。

第1回公開作品「關東大震大火實況」は、白井茂キャメラマンの“決死的撮影”により惨状を記録したことで、関東大震災に関する映画の中でも特に知られる1本。東京、横浜の被災状況から、官民挙げての救護・治安維持活動、早くも始まった復興への歩みに至るまでを映し出す。23年9月1日までには「関東大震災実況」(日活、1923年)、「大正拾弐年九月一日 猛火と屍の東京を踏みて」(ハヤカワ藝術映画製作所、1923年)、「帝都大震災 大正十二年九月一日」[別題:大震災と三井](製作会社不詳、1923年)などを含む約20作品を公開予定だ。

九段坂上より東の神田方面を一望した様子。地震発生直後に今川小路付近で発生した火が北へと延焼している。多くの避難民が坂を上って靖国神社方面へ移動したり、下の牛ケ淵沿いの広場に留まる姿がみられる。

大火後にみる万世橋駅の焼跡の様子。煉瓦の壁体は残るも、屋根は焼け落ちて鉄骨が剥き出しとなっている。南西から駅舎正面を捉えており、駅前広場には日露戦争で戦死した広瀬中佐と杉野兵曹長の像がみえる。

山下町の谷戸橋際にあったグランドホテルは、1873年に開業した。地震により倒壊焼失し、焼跡にはボイラーの煙突が残された。

海辺橋とは、仙台堀川に架かる現・清澄通りの橋(当時は深川区、現在は江東区)。工兵隊により復旧工事が行われたという。本作の最終部では、この海辺橋付近で馬上から視察する摂政宮(のちの昭和天皇)の姿が写されている。

東京市社会局と桜楓会(日本女子大学の同窓会)による児童救護活動。撮影は、上野公園竹の台のバラック付近で行われたと思われる。

罹災児童を対象に文部省内の少年団日本連盟が主宰した「野外少国民学校」は、市内6か所で開設された。本場面は、この年の7月にオープンしたばかりの日比谷公園野外音楽堂(大音楽堂)での授業風景。
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