「キネマの神様」菅田将暉、役作りの秘けつ 山田洋次監督の生き様を役柄に投影
2021年7月17日 10:00

松竹映画100周年を記念した山田洋次監督最新作「キネマの神様」。映画を深く愛する主人公の若き日を演じた菅田将暉が、役作りについて語った。
本作は、かつて撮影所で働き何よりも映画を愛していたが、家族には見放されたダメ親父のゴウを主人公に、時代を超えて繰り広げられる愛と友情の物語。ゴウの若き日を菅田、現代を沢田研二が演じている。
若き日のゴウは、映画監督になるという夢を追いかけ撮影所で奔走する熱い青年だ。舞台である1960年代前後に生きるゴウの役作りのために、菅田は同じ年代に製作された映画をたくさん鑑賞したそう。そのほかにも、菅田は「山田さんの発する言葉を意識しました。当時のリアルを知っている人は山田さんだけなので。資料とか写真とか文字は載っていても、その時の体温とか、匂いとか、言葉を知っているのは山田さんです。だから、山田さんと会話しながらゴウになじむように模索していました」と振り返り、日本映画界の第一線に立ってきた山田監督のリアルな生き様を投影している。
(C)2021「キネマの神様」製作委員会菅田が山田監督を見ていた一方、山田監督も菅田の才能には惚れこんでいたようで、撮影初日に菅田の演技を見て「筋が良い」と確信したそう。ある夕暮れの海辺のシーンでも、全力で海に飛び込む菅田の思い切った演技を見て「本当に菅田君は気持ちの良い(演技をする)青年だなあ」と感心したという。
「キネマの神様」は、8月6日から全国公開。
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