「90分のエクスタシー連続叩きつけ!」アリ・アスターが大興奮 インドの驚愕牛追い映画「ジャッリカットゥ 牛の怒り」予告編
2021年6月10日 13:00
第93回アカデミー賞国際映画賞のインド代表作品として選出された牛追いスリラー・パニック映画「ジャッリカットゥ 牛の怒り」の予告編、場面写真が公開された。
驚くべき視覚的トリックと奇想天外のアイデアで、インドでカルト的な人気を集めるリジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監督の最新作。登場する水牛は、ほとんどCG技術を使わず、実物の牛とアニマトロニクスを駆使して、圧倒的な恐怖と躍動感を表現。独創的なビジュアル&サウンド・デザインと、圧巻のモブ演出で世界の観客の度肝を抜いた牛追いスリラー・パニック映画。本作を鑑賞した「ミッドサマー」のアリ・アスター監督は、自身のツイッター(@AriAster)で「90分のエクスタシー連続叩きつけ!大好きな作品だ!」興奮を抑えきれないコメントを投稿している。
日本版の予告編では、静寂に包まれた村を舞台に、突如姿を現した水牛から人々が逃げ惑うシーンでスタート。物語の主な登場人物たちが紹介されたのち、牛を追う1000人余りの群衆と狂気に満ちた表情が映し出される。ボイス・パフォーマンスと民族楽器をミックスしたプラシャーント・ピッライによるサウンドトラックも必聴だ。
南インド・ケーララ州最奥のジャングルに位置するとある村。さえない肉屋の男アントニが一頭の水牛を屠ろうと鉈を振ると、命の危機を察した牛は怒り狂い、全速力で脱走する。ディナー用の水牛カレーや、婚礼用の料理のために肉屋に群がっていた人々が、慌てて追いすがるも、まったく手に負えない。暴れ牛は、村の商店を破壊し、タピオカ畑を踏み荒らす。そいて牛追い騒動が、いつしか人間同士の醜い争いへと大きくなっていく。
7月17日からシアター・イメージフォーラム他全国公開。