無慈悲な侵略者×メッカの民の戦い 日本・サウジアラビア合作「ジャーニー」ポスター&場面カット
2021年4月8日 12:00

東映アニメーションと、サウジアラビアのアニメ制作会社マンガプロダクションズが共同制作する劇場アニメーション「The Journey(英題)」の邦題が、「ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語」に決定し、6月25日に公開されることがわかった。あわせて、日本オリジナルポスターと場面カットもお披露目された。
本作は、古代のアラビア半島を舞台に、主人公アウスらメッカの民が、侵略者アブラハに立ち向かい、未来を切り開いていくさまを描き出す。東京とサウジアラビアの首都リヤドの2都市で、制作が進められた。マンガプロダクションズのチームが、アラビア半島の文化と信念を物語の中核へと反映させ、東映アニメーションが、世界に通じるハイクオリティな映像を創出。劇場版「名探偵コナン」シリーズの静野孔文が監督を務め、ゲーム「逆転裁判」シリーズの岩元辰郎がキャラクターデザイン、テレビアニメ「犬夜叉」の和田薫が音楽を手掛けた。

侵略者アブラハの軍隊は、アラビア半島を進軍し、貿易都市メッカを目指していた。平和的な解決を望むメッカの民に、アブラハが突きつけた条件は、あまりに無慈悲なものだった。「カアバの神殿と聖なる石の破壊」「信仰を捨てること」「奴隷になること」という要求を受けたメッカの民は怒りに震え、戦うことを決意。青年アウスも、アブラハとの戦いに志願する。人には言えない過去を抱えるアウスは、かつて盗みに入った家で陶工ジュバイルと出会い、やがてジュバイルの娘ヒンドと結婚し、息子ワハブにも恵まれていた。アウスは過去の罪の贖罪のため、そして幸せな生活を守るため、戦いに身を投じる。
「名探偵コナン」(安室透役)の古谷徹がアウス、「呪術廻戦」(夜蛾正道役)の黒田崇矢がアブラハの声を務める。さらに「新世紀エヴァンゲリオン」(葛城ミサト役)の三石琴乃がヒンド、「進撃の巨人」(リヴァイ役)の神谷浩史がアウスの幼なじみ・ズララ、「おそ松さん」(松野カラ松役)の中村悠一が隊長ニザールを演じ、豪華声優キャストが結集した。

日本オリジナルポスターは、巨大な象に乗ったアブラハ率いる侵略軍に、たったひとりで立ち向かうアウスの後ろ姿をとらえたもの。「日本人よ これがアラブのエンターテインメントだ――」というキャッチコピーとともに、スケールの大きさが伝わってくるようなビジュアルとなった。また場面カットにはアウス、アブラハ、ズララ、ニザールら主要キャラクターが切り取られている。
「ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語」は、6月25日から東京・新宿バルト9、大阪・梅田ブルク7で限定公開。
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