「チェルノブイリ」クリエイターがHBO Maxとオーバーオール契約を延長
2021年2月12日 21:00
エミー賞10冠を果たしたミニシリーズ「チェルノブイリ」の企画、制作総指揮のクレイグ・メイジンが、米有料チャンネルのHBO、ならびに米動画配信のHBO Maxとのオーバーオール契約を延長した。
「チェルノブイリ」は、1986年に旧ソビエト連邦で起きたチェルノブイリ原子力発電所の事故を題材に、メイジンがHBO向けにリミテッドシリーズとしてドラマ化。2019年に全米放送されると、エミー賞をはじめゴールデングローブ賞、ピーボディ賞などを総なめにした。そしてこのほど、メイジンはHBOとのオーバーオール契約を3年延長した。
メイジンは、「ハングオーバー」シリーズや「泥棒は幸せのはじまり」といったコメディ映画の脚本家として知られていたが、「チェルノブイリ」の成功でハリウッドで有数のトップクリエイターの仲間入りを果たしている。
現在、メイジンはアクションアドベンチャーゲーム「The Last of Us」のテレビドラマ化を準備中で、HBOが20年11月にシーズン1の制作を発注している。同作の脚本執筆は、メイジンと、ゲーム版「The Last of Us」シリーズのクリエイターであるニール・ドラックマンが手がける。新種ウイルスの感染拡大により文明が崩壊したアメリカを舞台に、生存者のひとりであるジョエルが、検疫地区から14歳の少女を救い出すために雇われたことをきっかけに、アメリカ横断の旅に出ることになるというストーリーだ。メイジンはそのほかにも、HBO向けに複数の企画を開発しているという。