アンジェリーナ・ジョリー、戦場写真家ドン・マッカランの伝記映画を監督
2020年12月6日 12:00
アンジェリーナ・ジョリーが、イギリス人の報道・戦争写真家ドン・マッカランを描く伝記映画「Unreasonable Behaviour(原題)」を監督することがわかった。
米Deadlineによれば、マッカラン著の同名回顧録をもとに映画化する作品で、俳優トム・ハーディとディーン・ベイカーの製作会社ハーディ・サン&ベイカー、英ワーキング・タイトルのティム・ビーバンとエリック・フェルナーがプロデュースする。脚本は、英国アカデミー賞ノミネートのグレゴリー・バーク(「ベルファスト71」)が執筆し、マッカランが製作総指揮を務める。
1935年にロンドンで生まれたマッカランは、ベトナム戦争を皮切りに、長きにわたり命がけで世界各地の紛争をカメラに収めてきた戦争写真の第一人者として知られる。2016年にマッカランの回顧録の映画化が発表された際、ハーディが主演候補として報じられたが、現在のところキャストは明らかになっていない。
監督に決定したジョリーは「ドン・マッカランの人生を映画化する機会をいただき、とても光栄に思います。恐れを知らぬ大胆さと慈愛の心を持つ彼の素晴らしい人間性、戦争の真実をとらえようとする献身的な姿勢、戦争に苦しむ人たちに対する彼の共感や敬意に、私は強く惹かれました。彼が見てきた驚くべき人々や出来事、ジャーナリズムが転機を迎えた時代を、ドンの写真と同様に、私たちの映画も妥協することなく追求したいと思います」とコメントしている。
また、マッカランは「アンジェリーナが前回監督したカンボジアの映画(「最初に父が殺された」)を見て、当時のカンボジアをなんて正確に力強く描いているのだろうと大変感銘を受けました。優秀なプロフェッショナルの彼女に安心して任せようと思います」と語っている。
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