TOHOシネマズ立川立飛、最高の映画音響に注力!「LOVE PSYCHEDELICO」NAOKIと共闘
2020年9月4日 08:00

[映画.com ニュース] シネコン大手・TOHOシネマズが東京・立川に9月10日に開業する、TOHOシネマズ立川立飛の内覧会が同3日に行われた。人気グループ「LOVE PSYCHEDELICO」のNAOKIが音響監修を手がけた轟音シアターとプレミアムシアターを体感してきた。

9スクリーン、全1605席(車椅子席18席含む)からなるTOHOシネマズ立川立飛は、多摩モノレール・立飛駅直結の「ららぽーと立川立飛」近接地にグランドオープンする。首都圏のシネコンとしては珍しい独立棟で、映画館激戦区になりつつある立川エリアでは初となるイマーシブ・サウンド・システム対応のIMAXデジタルシアターを導入している。

そして、同社の独自規格で好評を博しているプレミアムシアター、空気を震わせるサウンドを体感できる轟音シアターに、音響監修としてNAOKIの知見が加わった。そもそも、TOHOシネマズ日比谷の音響にほれ込んだNAOKIが、自身のライブツアーでも同じ仕様のカスタムスピーカーを採用するなど、絶賛したことがきっかけ。日比谷、池袋と“最高の鑑賞環境”を目指すべくノウハウを蓄積してきた同社が、新たな挑戦として目を付けたのが音楽業界のトップミュージシャンの音に対するこだわりを、劇場で再現することだった。

NAOKIは、音響監修としてTOHOシネマズ、デジタルシネマの音響設備で知られるジーベックスと共同作業をするに際し、「映画業界にはあまり反映されてこなかった、レコーディングの世界でのイコライジングの技法とスピーカーチューニングの在り方を提案」したという。

「無数のスピーカーが設置される大型の映画館では、音が各スピーカーから客席に届く距離のズレから、どうしてもディレイ(遅延)が発生します。プレミアムシアター、轟音シアターでは、このディレイを排除するために、『人の耳』による10万分の1秒単位での各スピーカーの再生開始時間の調整を実現しました。劇場特有の『音のズレ』を徹底的に解消したこのスクリーンでは、全てのスピーカーからの音が耳の前でピタリとひとつに聴こえます。『ひとつの音』が滲むことなく、ちゃんとひとつに聴こえるということ。これが『体温を感じる自然なセリフ』と『最大限のダイナミックレンジ(音の強弱)による繊細な表現』を可能にし、映画作品本来の持つポテンシャルの発揮を実現しました」

このコメントを受け、この日、内覧会に立ち会ったジーベックスの担当者は「測定器よりも正確でした。スピーカーの3ミリ程度のズレにも気づいて指摘してくるほど」と舌を巻く。同館の大石誠支配人も、「ファミリー層を中心に幅広い層のお客様がお越しくださると思います。当館ならではの音楽系コンテンツなども充実させていきたいです」と意気込みを語った。

なお、同館では従来の大きさの1.5~2倍となる、日本初の大型ドリンクバーを飲食売店に導入。売店でドリンクバーを注文しカップを受け取れば、退館するまで400円で飲み放題になる。また土日祝日に同館で映画を1本鑑賞すると、ららぽーと立川立飛の駐車場が4時間無料(平日は終日無料)になる。今後も、ららぽーととの連携を深め、チケット割引など消費者に還元するサービスを企画していくという。

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