米テルライド映画祭が中止に アメリカで新型コロナ感染者急増
2020年7月16日 19:30

[映画.com ニュース] アメリカ国内で新型コロナウイルス感染者が急増していることを受け、米テルライド映画祭が中止を発表した。
テルライド映画祭は7月14日(現地時間)、「物理的に映画祭を実施するために過去数カ月間にわたり準備を進めてきましたが、レイバーデイの連休にテルライドで行う予定だった映画の祭典を中止するという辛い選択を満場一致で下しました」と声明を発表している。
コロラド・テルライドで行われるテルライド映画祭は、選定作品のレベルの高さから、世界でもっとも注目される映画祭のひとつに成長。第47回となる今年は9月3~7日の開催を予定していた。
今年はコロナ禍のなかでの実施となるため、普段はライバルとしてしのぎを削るイタリアのベネチア国際映画祭、カナダのトロント国際映画祭、アメリカのニューヨーク映画祭と協調体制を築くと発表していた。しかし、ここ数日でアメリカ国内の感染者数が急増していることを受けて、状況が一変したようだ。
テルライド映画祭は、声明のなかで「先週あたりまでは、映画祭を実施するための具体的な計画を立てていました。しかし、感染者数が一向に減らず、新型コロナウイルスの影響で国内が混沌としているなかでは、最高の計画ですら予測不可能な事態に脅かされるリスクがあります。どれだけ多くの人がマスクを着用し、社会的な距離を保つなどの安全対策を守っていても、感染は改善されるどころか悪化しています。参加者や映画作家、テルライドの人々や周囲の人たちの健康や安全を脅かすことはできません」と説明した。
なお、ベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭は中止を発表していない。
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