見世物小屋一座を映したドキュメンタリー 酉の市に合わせ7度目のアンコール上映
2019年11月18日 07:00

[映画.com ニュース]新宿・花園神社の酉の市の名物として知られ、最後の一軒と言われる見世物小屋一座「大寅興行社」の生活と歴史を追ったドキュメンタリー映画「ニッポンの、みせものやさん」が、12月7日から13日まで、新宿・花園神社の酉の市の季節にあわせ、7度目のアンコール上映が決定した。
「ソレイユのこどもたち」で山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 アジア千波万波部門・特別賞を受賞した奥谷洋一郎監督が、お化け屋敷のアルバイトをきっかけに、見世物小屋の最後の一軒と言われる大寅興行社一座と出会い、共に旅をする。北海道から九州、日本を縦断するなかで見つめる、一座の暮らしと人情、そして10年にわたる交流から滲み出る、一瞬の人生の輝きをとらえたドキュメンタリー。
本作は消えゆく日本の大衆文化を後世に伝える資料映像としての価値が高まっているが、諸般の事情からソフト化ができず、映画館でしか見ることができないため、今回のアンコール上映は貴重な機会となるだろう。
「ニッポンの、みせものやさん」は、12月7日から13日まで新宿・K’s cinemaで上映。
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