多人数同時鑑賞可能のVR設備が新宿バルト9に常設へ
2019年3月25日 06:00
[映画.com ニュース]多人数同時鑑賞が可能な本格的VR設備が、4月から東京・新宿バルト9に常設されることがわかった。これにより、劇場でVR映画を上映する興行に現実味が帯びてきた。
VAIOと東映とクラフターの3社が協業する「VRCC(VR Cinematic Consortium)」、映画館施設を用いた多人数同時鑑賞が可能な「映画館でVR!」を展開している。その特徴は、「多人数同時鑑賞」「低コストで導入」「運用しやすいシステム」。無線ネットワークを駆使した多人数同時鑑賞が観客の一体感を生み、映画館の上質なサウンドシステムが映像への没入感を高める。大掛かりな工事も不要で、機材はVRCCが提供。VRヘッドセットなどの使用も簡単で、劇場側や観客の操作がほぼ不要なシステムにもカスタマイズできる。
同4日には、新宿バルト9の設備を利用し、学校法人角川ドワンゴ学園の「平成31年度 N高等学校バーチャル入学式」を実施。これを皮切りに、今後も様々なイベントや取り組みを行っていくという。