吉川晃司の「馬が合う」ねぎらいに上地雄輔「おやじギャグに聞こえた」
2018年7月9日 21:15
直木賞作家・浅田次郎氏の同名小説が原作の時代劇で、吉川にとっては映画「天国から来た男たち」以来17年ぶりの主演作。江戸城無血開城の折、己の信念で城内に居座り続けた寡黙な御書院番士役に挑み、「セリフがない分、所作や立ち居振る舞いで見せなければいけなかったので、体幹と筋力トレーニングが撮影の合間にもずっとあった。筋力勝負でした」と振り返った。
流鏑馬(やぶさめ)も「人にやってもらったら自分の役じゃなくなるから、俺は全部やるって言っちゃう」と信念を吐露。そして、「時代が移り変わっても、残すべき美しいものがある。時代劇ではあるけれど、なるほどなとなった時に我々の未来につながるものがあるはず」と自信ありげに話した。
官軍側の下級藩士役で、吉川の心情をもセリフにして表現する上地については、「2人分だから、落語か1人禅問答をしている感じだった」と評価。それでも、「アスリート出身だから、多くを語らずともリズム感、馬が合ってやりやすかった」とねぎらった。
だが、上地は「馬が合うの後だと、おやじギャグに聞こえた」と爆笑。吉川は、「おまえ、キャッチャーだろ。女房役なのに、全然受けていないじゃないか」と不満たらたらだ。しかし、上地が「どんな長ゼリフも怖くなくなった」とアピールすると、「ベラベラしゃべる役ばっかりくるぞ。テレビ局の皆さん、長ゼリフの役をお願いします」と愉快げにツッコんでいた。
また、吉川は広島出身ということもあり、西日本豪雨の被害者に対し「亡くなられた方のごめい福を心よりお祈り申し上げます。また、避難生活を続けている方々が1日も早く元の生活に戻れるよう祈っています」と気遣った。
「黒書院の六兵衛」は7月22日スタート、毎週日曜午後10時から全6話が放送される。