“アムロ”古谷徹、「コナン」に勝利宣言!でも“シャア”池田秀一には「完敗しました」
2018年6月2日 05:00
[映画.com ニュース] アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」シリーズの完結編「誕生 赤い彗星」のフィナーレ舞台挨拶が6月1日、東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの池田秀一、古谷徹、潘めぐみ、谷口理プロデューサーが出席した。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、1979年に放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」でアニメーションディレクターを務めた安彦良和によるコミカライズ作品を、安彦自らが総監督としてアニメ化した全6話のシリーズ。この日は、最終話の上映最終日のため、シャア・アズナブル役の池田は「最終日まで来ていただきまして、ありがとうございます」と熱く呼びかける。
一方、アムロ・レイ役の古谷は、自身が安室透役で出演中の「名探偵コナン ゼロの執行人」について触れ、「聞くところによると、この『誕生 赤い彗星』は、今巷を騒がせております『名探偵コナン ゼロの執行人』よりも、座席に対する人口密度の割合(スクリーンアベレージ)が上だったという」と明かし、「こんなに嬉しいことはない!」とアムロの名ゼリフを絡めながら“勝利宣言”した。
イベントでは、2015年公開の第1話「青い瞳のキャスバル」から、最終話「誕生 赤い彗星」までの3年間を振り返った。「主演として迎えたアフレコはいかがでしたか」と問われた池田は、「久しぶりに、ファーストガンダムの3部作の劇場版を思い出しましたね」と感慨深げに語り、「『主役は大変なんだな』と。アムロ・レイの気持ちがわかりましたね」とニッコリ。これに対し古谷は、「いやいや、池田さんは昔のガンダムの頃から自分が主役だと思っていましたからね(笑)。変わってないです」とツッコミを入れ、笑いを誘った。
また第4話「運命の前夜」に関する写真が映し出されると、ララァ・スンの話題で盛り上がった。ガンダムシリーズ過去作では、潘の母である潘恵子がララァを演じたが、今シリーズでは人気声優の早見沙織が担当しているため、「4話はシャアとララァの交流が描かれていますが、運命の人と出会った感想は?」と聞かれた池田は、潘をチラ見しながら「隣の人のお母さんもいますので色々思いましたが……やっぱり若いララァっていいですね(笑)」と暴露。場内が爆笑に包まれるなか、潘は「家に帰った時に(母親に)報告します!」とノリノリで応じていた。
イベント終盤には、登壇陣がガンダムへの思いを爆発させた。潘は「(THE ORIGINは)遺伝子的にも運命を感じる作品」と涙ぐみながら語り、古谷は「やはりアムロが主役のガンダムをやりたい」とスタッフ陣におねだり。そして池田は、「シャアからのメッセージを預かってきました」と言い、「赤い彗星誕生の物語、最後までお付き合いいただき感謝する」と客席に語りかける。割れんばかりの拍手があがるなか、古谷は「やるなあシャアめ!」「いやあアムロが勝てないわけですね。完敗しました」と“敗北宣言”していた。
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