千葉真一「沖縄やくざ戦争」撮影秘話を吐露「全て内地で撮った」
2018年4月20日 21:40

[映画.com ニュース] 日本を代表する国際的アクションスターの千葉真一が4月20日、沖縄県全域で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で上映された出演作「沖縄やくざ戦争」の舞台挨拶に登壇した。
「沖縄やくざ戦争」は、本土復帰を翌年に控えた昭和46年12月の沖縄を舞台に、沖縄のやくざと本土の暴力団の血みどろの戦いや、組織の凄惨な内部抗争を描いた。千葉のほか松方弘樹、渡瀬恒彦、地井武男、梅宮辰夫らが出演している。
千葉は開口一番「この映画を見ると、いつも悲しくなるんです」と胸中を吐露。そして、「この映画が物語っているじゃないですか。強いやつがいつも弱いやつをいじめる。沖縄の歴史を見てください。第2次大戦で一番ボロボロになったのが沖縄です。沖縄にはドラマがある、大変な歴史がある」と熱を帯びる。
今作で演じた国頭正剛については、「この人物は弱いものの身になって考えています。中島監督からは『この悲しみを精いっぱい演じてくれ』と言われた」と説明。だが、「実話だったからこそ、沖縄では封切りが出来なかったんです。あまりにも事実に近かったから」と明かす。さらに、「撮影は全て内地で撮った。沖縄で撮らなかったんじゃなくて、撮らせてもらえなかったの。沖縄で撮ったのは実景だけ。最後の海? あれは沖縄の海じゃないです」と秘話を語り、場内のファンを驚かせていた。
なおこの日は世良利和氏、「品川庄司」の品川祐、「ライセンス」の藤原一裕、「バッファロー吾郎」の竹若元博、清水圭も舞台挨拶に立ち、場内を盛り上げた。「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」は、4月22日まで開催。
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