松坂桃李×三浦大輔監督、舞台版よりハードな映画版「娼年」で再タッグ!
2017年10月17日 08:00

[映画.com ニュース] 石田衣良氏の直木賞候補となった人気小説「娼年」が、三浦大輔監督、松坂桃李主演で映画化されていることが明らかになった。性の極限を描き大きな話題を呼んだ原作だが、昨年8月に三浦演出、松坂主演で舞台化されると話題騒然となり、チケットはソールドアウトが続出。そして今回再び三浦監督と松坂が相まみえ、映像表現の限界に挑戦する。舞台版はR-15指定だったが、映画では製作サイドが成人指定も辞さない覚悟で撮影を敢行したようだ。
同作の主人公・森中領は、大学生活に退屈し、バーでのバイトに明け暮れるなど無気力な毎日を送っているという設定。ある日、領の友人でホストの田島進也が、客の御堂静香をバーに連れてくるところから物語が動き出す。恋愛や女性に「興味がない」という領に“情熱の試験”を受けさせた静香は、自らがオーナーを務める秘密の会員制ボーイズクラブで働かせるようになる。当初は戸惑った領だが、「娼夫」として仕事をしていくなかで女性ひとりひとりの中に隠された欲望の奥深さに気付き、心惹かれ、やりがいを見出していく。
本日10月17日が誕生日で、29歳になった松坂にとっては「昨年、『娼年』という舞台に出演したことは自分の中で大きな出来事のひとつ」だったそうで、「千秋楽の日、二度とできない、そう思えるほど無の状態」になったという。それだけに「映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画『娼年』にはあると思いました」と述懐する。

撮影前、三浦監督から言われた言葉が印象に残っているといい「“ようやくこれで石田衣良さんが生み出した『娼年』が完成する”と。撮影を終えた今、僕自身もそう感じています舞台同様、無になりましたが」と同調し、体当たりの演技を含めて完全燃焼したことを明かしている。だからこそ、「何より女性の方にこそ見ていただきたい作品です」とアピールすることも忘れない。
一方の三浦監督は、松坂に対し「舞台からさらに進化した、また新たな『領』を演じてくれ、やはり、この役はカレでしか成立し得ないと確信しました」と賛辞を惜しまない。映画化に関しては、「色んな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、『性描写』に関しては一切妥協せず、でもよりポップに描き切ったつもりでいます。結果、あまり前例がない、新しいエンタテインメントが生まれた予感がしています」と手応えのほどをうかがわせる。そして、「R18作品ですが(こればっかりはしょうがない)、幅広い人たち、特に女性の方々に見て欲しい気持ちでいっぱいです。『娼年』は女性の欲望を全肯定する物語です」とコメントを寄せた。
なお、石田氏の同名原作の最新作となる「爽年(そうねん)」が、小説すばる11月号(10月17日発売)で連載スタートとなる。映画「娼年」は、2018年春に全国で公開。
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