台湾のアカデミー賞で5部門候補!驚がくのサスペンススリラー「目撃者」公開決定
2017年10月5日 14:30
[映画.com ニュース] 台湾のアカデミー賞といえる第54回金馬奨(2017年)で、主演男優賞、助演男優賞、視覚効果賞、編集賞、音響効果賞の5部門にノミネートを果たしたサスペンススリラー「目撃者 闇の中の瞳」の日本公開が決定した。
2007年、新聞社の実習生シャオチー(カイザー・チュアン)は、ある嵐の夜、郊外の山道で車同士の当て逃げ事故を目撃する。被害者の男性は死亡、助手席の女性もひん死の状態だった。シャオチーは現場から逃走する車を撮影するが、記事にはならず、また犯人が捕まることもなかった。9年後。敏腕記者となったシャオチーは、買ったばかりの中古車の持ち主が当て逃げ事故の被害者だったと知り、事故の真相究明に乗り出す。だがその最中、不可思議な事件がシャオチーの周囲で巻き起こる。
ホラー映画「紅衣小女孩(未公開)」で鮮烈なデビューを飾った33歳の俊英監督、チェン・ウェイハオがメガホンをとり、当て逃げ犯、マスコミ、警察、政治家、修理工、被害者といった事件関係者たちの虚実入り混じった証言をそれぞれの視点が交錯する巧みな構成で描き、生身の人間の恐ろしさをえぐり出す。主演のチュアン、シャオチーの上司を演じたティファニー・シュー、事件のカギを握る被害者女性に扮したアリス・クーら、若手実力派の演技が高く評価された。
公開されたティザービジュアルでは「すべてが悪夢!」という不吉な文字が踊るなか、意味深な表情を浮かべるキャラクターたちの姿が切り取られている。ひとくせもふたくせもありそうな登場人物たちを収めた場面写真11点も公開され、サスペンスフルな物語を予感させる。
「目撃者 闇の中の瞳」は、2018年1月13日から東京・新宿シネマカリテほかで全国公開。
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