竹内力、“監督”小沢仁志の手腕に最敬礼「世界で戦える」
2017年8月28日 23:30

[映画.com ニュース] 竹内力が原案・製作総指揮・主演を務めたオリジナル連続ドラマ「闇の法執行人」のトークショーが8月28日、東京・スペースFS汐留で行われ、竹内、第4~6話の監督を担った“OZAWA”こと小沢仁志が出席した。
物語は、親友の裏切りにより資格を剥奪された元エリート弁護士・龍崎剛(竹内力)が、政界からの圧力を受けながらも壮大なリベンジマッチを続ける姿を描いた。2人が肩で風を切って登壇すると、あまりの強面ぶりに場内のファンからはどよめきが沸き起こる。それでも小沢は「二日酔いなので、まっすぐ立てねえ」と低音を響かせて挨拶し、観客の笑いをさらっていた。
数多の共演を経て“戦友”と認め合う竹内と小沢が、今作では原案・製作総指揮・主演&監督という今までにない立場で共闘。竹内は小沢の手腕に言及し、「本当に監督としての才能もすごく持っている。それを世界に発信したかった」と最敬礼だ。続けて「そういう動きをするプロデューサーが出てこなかったから、俺がやるべきだと思った」と説明し、「俺では考えつかないような画作りや演出をしてくれる。大体、俺は不満を持って仕事するタイプだから、他の作品では監督とぶつかることが多かった。だから自分で製作会社をつくった。しかし小沢さんの現場では、俺はイエスマンだった。本当にすげえんだよ、マジで天才だから」と感嘆の言葉を並べた。
一方の小沢は、オファー当時を振り返り「『無理』と言った。だって、好きじゃないんだもん、監督。出番終わっても帰れないし」とバッサリ。そして「一緒に飲んでいて、力が俺の酒に睡眠薬を盛ったんだよ。気がついたら、契約書に拇印を押させられていた」とジョークを飛ばし、再び観客を沸かせた。
現場では役づくりなどの要求はしなかったそうだが、小沢は「『力が“竹内力自身”を雑に扱うな』とは言った」と述懐する。竹内は「刺激的でしたよ。そんなこと言ってくれる監督、いなかったから」と目を細め、「監督、続きの7話は、どうですかねえ?」と問いかけると、小沢は「カズ(弟の小沢和義)がいるよ。あとは力が監督やるとかな。原案・製作総指揮・主演・監督」と煙に巻いていた。
イベント後は報道陣による囲み取材が実施され、なおも竹内は「別作品ですが、カズさんにも監督をやってほしいと思っている。とにかく小沢兄弟は天才すぎて。見た目は“顔面凶器”ですが、世界で戦える監督になれる」と話す。これに小沢が「俺は考古学者になるから。大学に通って客員教授になる。クレオパトラが本当に絶世の美女なのか確認しに行かなきゃ」と語り始めたため、竹内は「……? わけがわからない。誰かに薬を盛られたんですか?」と意趣返しとばかりにツッコミを入れていた。
「闇の法執行人」は、第1~3話が9月1日の午後9時から映画・チャンネルNECO、第4~6話が翌2日の午後5時からJ:COM プレミアチャンネルで放送される。
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