太賀&松岡茉優、映画館で上演の「不帰の恋、海老名SA」で朗読劇初挑戦
2017年8月17日 05:00

[映画.com ニュース] 俳優の太賀と女優の松岡茉優が、朗読劇に初挑戦する。ドラマ「最高の離婚」「カルテット」などで知られる坂元裕二監督による戯曲2編を収めた「往復書簡 初恋と不倫」(リトルモア刊)の出版記念として上演される「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」がその作品。豊原功補と酒井若菜のコンビによるもう1編「カラシニコフ不倫海峡」とともに、東京・テアトル新宿でそれぞれ一夜限り上演される。
「不帰の初恋、海老名SA」は2012年に初演。14年からは「カラシニコフ不倫海峡」とともに小劇場を中心に上演され、これまで風間俊介、高橋一生、木村文乃、倉科カナらそうそうたる顔ぶれが演じてきた。今年6月に書籍化したところ、早くも4刷で2万5000部の人気となっている。
登場人物2人のセリフだけで展開されるが、行間から背景や情景が浮かび上がってくるような独特の構成。主催者サイドの、「ジャンル決めする必要がない本なので、演劇の劇場という枠にとらわれない場所でやってみてはどうか」という提案により、映画館での上演が実現した。

学生時代に思いを寄せながら言い出せなかった相手から不意に届いた手紙。だが、同時に目に飛び込んできたのは彼女の乗ったバスが横転事故を起こし、婚約者の運転手が逃走しているというニュースだった。届かぬ思いを近づけ合おうと言葉をつむぐ「不帰の恋、海老名SA」に抜てきされた太賀は、「初めての朗読劇で、1回限り。坂元裕二さんのもと、松岡茉優さんと。お話をいただいてとても興奮しています。幕が上がってやり直しがきかないのならなおさら、大胆に演じていきたい。想像もつきません。本番が楽しみです」と気合を入れている。
一方、相手役の松岡は坂元監督が演出したドラマ「問題のあるレストラン」(2015)に出演。「尊敬する先輩が演じてきたこの役を愛し、久しぶりに共演する旧友と手を取り合い、初めての朗読劇に挑めることが幸せです。そしてなにより坂元裕二さんの台本にまた迷い込めることがうれしいです。3年前ご一緒させていただいた時よりも深いところに手が届きますように」と本番を心待ちにしている。
「カラシニコフ不倫海峡」が9月7日午後8時15分から、「不帰の恋、海老名SA」は同8日午後9時15分から上演される。
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