元エスコートガールの作家ネリー・アルカンの生涯を描く映画が10月日本公開
2017年7月28日 12:00

[映画.com ニュース] 2009年に36歳の若さで他界したカナダ出身のベストセラー作家、ネリー・アルカンの生涯を描いた映画「ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で」が、10月からYEBISU GARDEN CINEMAほかにて順次公開されることが決まった。
1973年生まれのアルカンは、高級エスコートガールだった自身の過去をモデルに描いた自伝的小説「Putain」(原題)で突如として文壇に現れ、センセーションを巻き起こすが、09年に自身のアパートで首つり自殺をしていることころを発見され、短い生涯を閉じた。そんなアルカンの激情とともに送った人生と、エロティックで過激な小説の世界を描いた今作は、トロント映画祭が選ぶ2016年のカナダ映画トップ10の一作に選ばれるなど、高い評価を受けている。
監督は、一夜限りの濃密な情事を官能的に描いた「ある夜のセックスのこと モントリオール、27時」のアンヌ・エモン。アルカンの作品世界にほれ込んだエモン監督自身が2年の歳月をかけて脚本を書き上げ、アルカンの作風である過激さを再現する一方で、その裏側にある愛への渇望や孤独、苦悩と言った人間の普遍的な感情も細やかに描き、性と生に翻弄されたひとりの女性としてのネリー・アルカンの実像を浮かび上がらせる。
今作の日本公開は、アルカンの人生と作品世界を再発見する「ディスカバー ネリー・アルカン」プロジェクトの一環。同プロジェクトとしてはそのほか、アルカンの処女小説「Putain」が9月に出版され、松雪泰子、小島聖らの出演でアルカンの小説をコラージュした舞台「この熱き私の激情 それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌」が11月に上演されるなど、映画、小説、舞台でネリー・アルカンの世界を改めて見つめることができる。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ミッキー17
【史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】転職したら“死ぬ→生き返る→死ぬ→生き返る”…無限労働だった話
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画料金は高すぎる…!?
【そんな人に朗報】衝撃の価格破壊!! 2000円→750円になる“神・裏ワザ”教えます
提供:KDDI

「イノセンス」4Kリマスター版
【いま観ずに、いつ観る?】公開20周年記念、劇場“初”公開!“究極”の「イノセンス」が解放される
提供:TOHO NEXT

石門
就活中に妊娠、卵子提供のバイト、生活に困窮…壮絶、しかし共感する驚愕体験【100%超高評価作】
提供:ラビットハウス

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

異常な映画みつけました
【クレイジー】壮大VFXを監督がほぼ1人で製作、完成に12年、正確に言うと未完成…面白すぎる
提供:Henge