永野芽郁「半分、青い。」朝ドラ初挑戦で新ヒロインに大抜てき!「自分らしく演じたい」
2017年6月20日 18:00

[映画.com ニュース] 女優の永野芽郁が、NHKの平成30年度前期連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロインに決まり6月20日、東京・渋谷区の同局で会見した。
2366人が参加したオーディションは、大激戦だったようで「どなたが受かってもおかしくなかったが、おおらかで、天真らんまん、そして度胸と愛嬌があるヒロインに永野さんはぴったりでした」と制作統括の勝田夏子氏。ヒロイン決定の一報が永野にもたらされたのは、昨日19日の夜のこと。「絶対に受からないと思っていた」という永野は新たに面接を受けようと会議室に向かうと、そこで「ヒロインはあなたです」と書かれた証書を手渡され、あまりの驚きに号泣してしまったようだ。そして報道陣を前にして「(朝ドラのヒロインを)私本当にやれるんだと、今実感しています」と思いの丈を述べた。
ヒロインの楡野鈴愛は大阪万博の翌年、1971年に岐阜県東濃地方のとある町の小さな食堂に生まれたバイタリティーあふれる女性。脚本家・北川悦吏子のオリジナル作品となる本作は、片耳の聴力を失いながらも、持ち前のユニークな発想力を生かして少女漫画家を目指していた鈴愛が、高度成長期の終りから現代までを“七転び八起き”で駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまでを描く。永野の起用は北川にとってイメージ通りだったようで、勝田氏は「『見れば見るほど鈴愛らしい』と仰っていました」と話していた。
朝ドラ初出演、そしてヒロインオーディション初挑戦での大抜てきとなった永野。朝ドラの印象については「私のおじいちゃんがすごく好きだったんです。学校の友達も見ている子がたくさんいて、朝のひとつの習慣になっているドラマというイメージです」と語ると「誰かの習慣になっているようなドラマに、自分が出るというのは不思議な気持ち。自分らしく、楽しく演じていけたらと思います」と意気込みを明かした。
「鈴愛は前向きな子だなと思います。片耳が聴こえないというのをマイナスにとらえていないし、人にすごく愛される存在。おっちょこちょいで『何やってんの?』とツッコミを入れたくなる部分は、素の自分で演じられそうです」と自身の役どころを説明した永野。そして、鈴愛の人物像を説明するうえで欠かせない“七転び八起き”という言葉に親近感を覚えたようで「“七転び八起き”の気持ちで頑張ろうという意識は、中学生の頃からお正月がくる度に思っていたことなんです。もしかしたら鈴愛という役は、自分が演じられたらピッタリなんじゃないかなって勝手に舞い上がっていたので、頑張りたいと思います」と語っていた。
「半分、青い。」は、今秋クランクインを予定。2018年4月2日に放送がスタートする。
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