「SATC」シンシア・ニクソンが女性詩人に「静かなる情熱 エミリ・ディキンスン」公開
2017年5月23日 17:00

[映画.com ニュース] 世界の芸術家に大きな影響を与えたアメリカの女性詩人、エミリ・ディキンスンの生涯を「セックス・アンド・ザ・シティ」のシンシア・ニクソン主演で描いた「静かなる情熱 エミリ・ディキンスン」が、7月29日から公開される。
北米の小さな町の屋敷から出ることなく、生前にわずか10編の詩を発表したのみで、無名のまま生涯を終えたディキンスンだが、死後に約1800編の詩が発見された。映画はディキンスン一家が実際に暮らした屋敷とスタジオで撮影され、約20編の詩を織り込み、詩人の少女時代から、詩作を心の拠りどころにした晩年から死までを、敬愛の思いをこめて描いた。監督は、イギリスの名匠テレンス・デイビス。ディキンスンの熱心な愛読者であるニクソンが、難役に挑んだ。
自然や信仰、愛や死をテーマに、繊細な感性と深い思索のなかで綴られた、独特のスタイルが特徴。文芸にとどまらず、武満徹、サイモン&ガーファンクル、ターシャ・テューダー、チャールズ・シュルツ、ウディ・アレンら多くの芸術家の作品にディキンスンからの影響を見て取ることができる。今年はニューヨークの美術館モルガン・ライブラリーで大規模な回顧展が開催されるなど、世界的にディキンスン再評価の機運も高まっている。
「静かなる情熱 エミリ・ディキンスン」は、7月29日から岩波ホールほか全国順次公開。
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